9th TOUR OF JAPAN 第3ステージレポート

会場入り

 朝は5時半頃起床。前夜遅くに到着した旦那はお風呂に入れず、私自身も寝起きのままじゃ手に負えない髪の毛なので、早めに起きてお風呂に入った。前日も朝も脱衣場に1人、2人いたけれど、浴室内には誰もいなかった。朝風呂入って、足腰をマッサージ。TOJ初日に大荷物抱えて歩いた挙げ句にレース中にずいぶん歩いたので腰がかったるくなってしまった。バンテリン塗ってなんとかマシになったんだけど、奈良の宿がユニットタイプのお風呂で、狭くてかえっていたた、となった。ビジネスホテルはお風呂がネックだなぁ。
 ともあれ身支度を整え、荷物をまとめ、7時過ぎにチェックアウトして宿を出た。今回素泊まりであまりゆっくりできなかったけど、なかなかいい宿だった。今度はレース観戦じゃない時に、のんびりしに行きたいな。関係ないが、先日ここの宿のサイトにアクセスしてみたら、その前の週までは確かにあったはずなのに「誠に勝手ながら当ホームページは暫くの間、お休みさせて頂きます」になっていて唖然とした。どこぞの国内宿泊サイトからのリンクで訪れたわけではなく、「天竜峡」「ホテル」で検索してたどり着いたホテルだったんだけど。わざわざ私が予約するのを待っててくれたのね、と思ってしまうようなタイミングだった。…領収書とか捨てなくてよかった。

 閑話休題。会場へは車で移動。時間もあったので、コースを車で流してみた。コースの詳細については↓に書くけど、平坦な箇所がほとんどないテクニカルなコースだなぁという印象を持った。民家の塀に右のような横断幕があったり、日本国旗が掲げてあったり(もちろん祝日じゃありません)と、地元の人の歓迎ムードが伝わってきて嬉しくなった。

「負けるな!日本チーム」の断幕 民家の玄関に日本国旗が
地元の歓迎が妙に嬉しい。民家の塀に飾られた歓迎のメッセージ(左)と玄関先に掲げられた日本国旗(右)

 コースを一通り回り、ゴール地点近辺の駐車場を指差し確認してから、スタート地点の飯田駅前に向かった。駅の駐車場に車を停め、チームのピットの方に行ってみた。
 今回のTOJのチームピット、会場によって一般の人が入れたり、入れなかったりまちまちだった。ピット入り口にパスの一覧が掲示されていて、警備員さんがしっかりチェックしているところもあれば、飯田のように誰もなにも見てないところもあり、一般客的にはまぁチェックが甘い方が嬉しいんだけど、そのつもりで入ろうとして横柄な態度で止められるのはあまりいい気分じゃない。制限するならする、しないならしないで徹底させてもらいたい、ようなそうでもないような(断言できないのが切ない。小市民なもんで)。
 そんなこんなでチームカーが入ってくる口(両側に車止め?のデカい石があって、いちいち誘導しないと入れない)のあたりでぼーっとしていたら、チームのスタッフを乗せたバスがやってきた。各チームのスタッフの方々を補給地点に乗せていくためのバスらしい。選手、スタッフが泊まった宿はスタート地点からホントに目と鼻の先。ミヤタスバルのマッサーの森川さんと「なのにうちのチームカーは来ないですよね〜」みたいな会話を交わしていたら、ほとんど大トリなんじゃないかというタイミングでミヤタスバルのチームカーが到着した。
 ミヤタスバルのチームピットにお邪魔してご挨拶。と、栗村監督からチームのカメラを渡される。…確かにチームカー運転しながらあのカメラで写真を撮るのは、少なくとも手がもう1本余計にないと難しいよね〜。というわけで、旦那がEOS Kiss Digitalを、1台は首に、もう1台は肩にかけて歩くことになった。いや、私が撮れば一番簡単なんだろうけど、来たもん撮るしかできないんで(^^;。

 スタート時間が近づいてきた。レースがスタートすると通行止めになって身動きが取れなくなってしまうため、一足先に駐車場から車を出し、フィニッシュ地点付近にある駐車場まで移動した。駐車場に車を停め、ラストのストレートを逆にたどって周回コースへと歩き出した。

レース

 この日のコースは、その飯田駅前をスタートし、下久堅周回コースまでは7.3kmのパレード区間。

★ ステージ優勝
フェリック・カルデナス(バルロワールド)
★ 個人総合
フェリック・カルデナス(バルロワールド)
★ ポイント賞
アッサン・バザイエフ(カペック)
★ 山岳賞
ダビド・プラサ(バルロワールド)
●ステージ順位
順位名前チームタイム
1フェリックス・カルデナスバルロワールド4.12.01
2カイラット・バイグディノフカペック+0.05
3アレクサンドル・ディアチェンコカペック+0.08
4アッサン・バザイエフカペック+0.15
5マッテオ・カッラーラバルロワールド+0.15
6アンドレイ・ミズロフカペック+0.15
7サイモン・クラークオーストラリア+0.15
8野寺 秀徳シマノ・メモリーコープ+0.15
9ウージェン・ワッケールカペック+0.15
10真鍋 和幸チームNIPPO+0.15

撤収あーんど帰宅

 レース終了間際に落ち始めた雨は、レースが終わり、我々がフィニッシュ地点に向かって歩き始める頃にはちょっと大粒になってきた。デジカメ、携帯をリュックに入れて早足で歩く。ひたすら歩く。だんだん雨が強くなってきた。思わず「ヒッチハイクでもするか」なんか口走る。
 その時、頂上で観戦してた時に隣りにいらしたなるしまフレンドの鳴嶋店長の車が通りかかった。もしよかったら乗せて〜光線を感じ取ってくれたのか、渋滞中の道のちょっと道幅のあるところで車を停めて私達を乗せてくれた。しかも、後部座席つぶして自転車乗せてたのをわざわざ積み直して場所を作ってまで。すみません、ただたまたま通りかかっただけなのに。おかげさまであまり濡れもせずに駐車場にたどり着け、とても助かりました。このご恩はいつか店舗で買い物してお返ししたいと思います。ええ、オルベアでも。オルベア?(^^;

 そんなこんなでミヤタスバルのカメラを預かっていたため、チームカーなど関係車両用の駐車場で栗村監督を探すも見当たらず。恐れ多くも電話をさせてもらったら、すでにホテルに戻っていて「カメラですよね、忘れてました」とのこと(笑)。雨が降ってきたからさっさと撤収してしまったんだそうだ。この頃には傘を閉じて車に乗る瞬間にずぶ濡れになりそうで思わず間合いを計ってしまうような降り方になっていた。よかった、レースの最中にこんなことにならなくて。
 飯田駅前のホテルのロビーで監督にカメラを返す。いろいろ荷物を運んでいるところでお忙しそうだったのでご挨拶は手短に済ませて外に出た。
 道を挟んだ向かい側にも同じ系列のホテルがあって、そっちもやっぱり関係者が泊まってた。そっち側にNIPPOのチームカーがあって、大門監督がいらしたのでそっちに渡ってご挨拶。と、ホテル入り口のあたりでミヤタスバルメカニックの添田さんが洗車をしている。興味津々といった感じで眺めていたら、作業を進めながらあれこれ説明してくれた。ふむふむ、バケツ2つに片方は洗剤を入れ、もう片方はきれいな水、スポンジ、ブラシ、ハケを使って手早くきれいに洗い上げて行く。あっという間にピカピカだ〜。マンションで水道が使えないからって洗えないってことはないんだなぁと思った。思ったが、実際やるかどうかはまた違う話で…(^^;。ともあれ今回のTOJでは、ミヤタスバルのキャップをいただいたり、レース前だってのにこの際まったく関係ない私のクロスバイクのメンテをしてもらっちゃったりと添田さんにはいろいろお世話になってしまいました。ありがとうございました。
 そんなこんなでホテルの入り口でうだうだしていたら、愛三の西谷選手登場。調子はどうか尋ねてみたら、「疲れが溜まってて今ひとつ」とのこと。いやいやなんの。泰治くんの頑張りはめっちゃ光ってましたがな。奈良ステージを見て、いい選手だなぁと改めて思った。ナショナルチームも含め、今後の活躍、期待してます。

 さて。そんなこんなで飯田駅前を後にしたのは3時頃だったか。雨もおおむね上がっていて、ちょっと汚れた車はやっぱり汚れっぱなしだった…。
 旦那は翌日仕事。なのでさっさと撤収。中央道を使って帰途に着いた。
 あれは諏訪湖のSAだったっけか? 休憩のために寄ったサービスエリアで、トイレに行ったはずの旦那があまりに早いタイミングでトイレから戻ってきた。「ん?」と思って見てみたら、隣りを誰かが歩いてる。あらま、白戸太朗さんじゃないですか。選手、スタッフ、関係者の皆さんはそのまま宿泊するのかと思いきや、白戸さんはジロ・デ・イタリアの収録のため、いったん東京に帰るんだそうだ。大変や〜。ちなみにこの時は第2ステージの収録だったそう。収録って結構放送ギリギリなんだなぁ。
 ともあれ途中まで勝手につるませてもらって帰ってきた。中央道が工事で(確か)渋滞しててね。大月だかどこだかで下りたものの、下道も渋滞。なかなか難儀しながら帰宅したのでありました。

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