天皇杯準々決勝。この日の相手はジュビロ磐田。
　ジュビロ磐田といえば、98年は1stステージ、2ndステージともに4−0で負けた相手。苦手な相手ではあるけれど、去年の天皇杯では勝ったワケだし、それほど暗澹たる気持ちになってたわけじゃない。そりゃもちろんここまで来たら、ぜひとも勝ち抜いて元旦の国立に立ってほしいとは思ったけど、いまわの覚悟をしてなかっといえば嘘になる。とにかくいい試合を見せてほしい。私も応援とサッカーとを精いっぱい楽しむから、選手も楽しんでプレーしてほしい。そんな気持ちで神戸ユニバー記念競技場に向かいました。
　さて試合。この日のフリエは一味違った。前半、後半通してボールを支配してたのはフリエ。
　下で前半開始早々って書いてるけど、前半7分だからそうでもないな。とにかくアツのロングスローをサンパイオが頭でつなぎ、それを由清が決めて先制。その後も何度か決定的なチャンスが訪れるも、クロスバーに弾かれるなどして得点ならず。1−0で前半を折り返す。
　後半20分過ぎに相手DFがイエロー2枚で退場。これで決まりかなと思ったら、そのちょい後に中山のヘッドが決まり同点に追いつかれてしまう。でも不思議と負ける気はしなかった。32分には、前半の得点シーンとまったく同じような展開で、アツのロングスロー→サンパイオヘッドときて、最後は吉田くんが決めて2−1に。結局このまま逃げ切って27日の準決勝へとコマを進めました。
　いやしかし、それにしてもハードなスケジュールぢゃ。サポーターでさえ風邪蔓延のへろへろ状態だったんだから、選手はもっとキツかったんだろうな。今更ながら「いったいなんてことしてくれたんだ」（ってもちろんいい意味でね）と思ってみたりする今日この頃です。

〜 12月29日の日記より抜粋 〜

　23日は朝早い新幹線で神戸入り。神戸ユニバーへは、開場ちょい前に到着。穏やかないい天気で、横断幕を張ったりして動きまわったあとは思わずビールが飲みたくなったほど（もちろん飲みました(笑)）。
　そうそう、開場を待って並んでいるとき、マスコミの取材で「今日負けたらここで終わりなわけですよね」って言われた人がいたそうで。ムッとさせて面白い絵を撮ろうとしたんだろうけどさ、こっちは勝ち進んだって残り3試合なんだってばさ。あんたらに言われるまでもなく覚悟してますってば。
　この日、観客席ではあちこちで「うわー久しぶりぃー」な挨拶が交わされていました。あんまり久しぶりな人がたくさん来ると、なんかこれでおしまいって感じでちょっと不安な気持ちになりますです(^^;。
　この日のスタメンは、楢崎、薩川、佐藤尽、前田、山口、三浦、サンパイオ、永井、波戸、吉田、久保山。サブは、ええと、誰だっけ？(^^;　仁田尾、原田、大島、氏家、アンデルソンだったかな。
　試合開始早々、アツのロングスローをサンパイオがつなぎ、久保山がシュート。早くも1点ゲットです。この試合にしても、アントラーズ戦にしても、点をとるのがちょっと早すぎた感がなきにしもあらず。あるいは前半早めに追加点があればもうちょっと楽に見てられたんだけどなぁ。前半はフリエが押しつつも追加点は取れず。1−0で前半を折り返しました。
　ハーフタイムに、入場時に配られた（といっても、当選番号が3ケタしかなかったから、先着1000名ぐらいにしか配られなかったのかもしれない）抽選券の当選番号が発表されました。もらうだけもらってポケットに入れたまま忘れてたんだけど、一応ひっぱりだしてチェックしてみたら、ををを！なんと！旦那がもらった抽選券で、試合球が当たりました！　こういうので当たるのって久しぶりだぁ。他には地元神戸出身の選手、あるいはヴィッセル神戸の選手のサイン入り色紙なんかがあって、オーレの中川さんはハソクジュ（最近はハソッチュっていうのか？）選手のサインが当たりました。どうも配った数が少ないらしい上、配る係の方が慣れてないみたいで、おずおずと差し出して受け取ってもらえなかったりしてたので、結構確率はよかったような気がする。試合球は試合終了後に受け取って来ました。荷物にはなったけど、いい記念です。どのシーンで使われてたかがわかるともっと嬉しいんだけど(笑)。
　後半もなかなか点が取れず。逆に、中山にヘッドで押し込まれて1−1に追い付かれてしまいました。でも、DFの動きもよかったし、負ける気はしなかった。32分に同じくアツのロングスローを、同じくサンパイオが頭でつないで、最後は吉田がヘッドで押し込んで勝ち越しの2点めをゲット。2−1のままジュビロを下し、準決勝へと駒を進めました。
　試合が終わったあと、ジュビロのサポーターが「横浜フリューゲルス」コールをしてくれたのが嬉しかったなぁ。涙が出そうになりました。そうそう、試合が始まる前に、ビールを買おうと売店に向かう途中、天皇杯のパンフレットを売っている売店の前を通ったら、係のお兄さんに「フリューゲルス、頑張ってくださいね」って声をかけられました。思わず949店長風に（わからんってば(^^;）「ありがとうございます」と返事をしてしまいました。今回のことがあってから、いろいろなところで暖かい言葉をかけてもらえてとっても勇気づけられます。もちろんこんなことはもう起こっちゃいけないと思うけど、もしもどこか他のチームが同じような状況になったとしたら、できる限りのことをして恩返ししたいと思ったりする。
　試合が終わったあとは、三宮で知り合いと待ち合わせをした上で（待ち合わせの相手、田中くんはレプユニにタオルマフラーを身に付けてフラッグケースを手に持った我々を見て、「典型的なサポーターやな」と笑っていた）、一緒に新神戸駅まで行ってもらって新幹線の時間までみんなで飲んだ。料理も美味しかったし、楽しく飲めた。帰り際、精算をしようとしたら、アントラーズファンだというお店の人（店長？）がビールのピッチャー1杯分を無料にしてくれた。うにゃにゃ　レプユニ着た団体を嫌がるどころかサービスまでしてもらっちゃってどうもすみませんでした。お次行くことがあったら（あるかなぁ？(^^;）またお邪魔しますです。
　帰りの新幹線はうまい具合に6人で3人がけの席を前後に並んで取れたので、椅子を向かい合わせにしてしゃべりながら帰ってきました。
　新横浜からは車で。赤羽ご夫妻を送って家に帰り着いたところまでは元気だったんだけど、家に着くなり具合が悪くなってダウン。布団に入って寝てたら、背筋がぞくぞくしてぷるぷる震えながら丸くなってました。翌朝起きて熱をはかってみたら37度5分。それほどすごい熱でもなかったけど、喉は痛いわ、咳は出るわで具合が悪かったので、思わず会社を休んでしまいました。夕方には熱が下がって（最初はかったら35度7分とかでビックリ(^^;。わたしゃカエルか(^^;。もう一度はかりなおしたら36度4分でした）、なんとか持ち直しました。そうそう、昼間、用事があって電話してきた旦那に「なにか食べた？」と聞かれて「昨日昼間買った弁当食った。もうちょっとしたらもう1個食べる予定」と言ったら笑われました。普通そんなもん食わない？(^^;

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