2003年11月12、13日に東京オーヴァル京王閣で行なわれたACCトラックアジアカップ2003 日本ラウンド。トップクラスの競輪選手はもちろんのこと、実業団選抜の選手も出場する、加えて飯島美和さんがアナウンスを担当すると聞いたので、たまたまバイトが休みだった13日に観戦しに行ってきた。
13日に行なわれたのは以下の競技。
男子 ケイリン | 予選 | |
男子 4km団体追抜競争 | 予選 | |
女子 500mタイムトライアル | 決勝 | |
男子 4km団体追抜競争 | 1−2位決定戦 | |
男子 1kmタイムトライアル | 決勝 | |
女子 ポイントレース | 決勝(25km) | |
男子 チームスプリント | 3−4位,1−2位決定戦 | |
男子 マディソン | 決勝(40km) | |
男子 ケイリン | 7−12位決定戦 | |
男子 ケイリン | 決勝 |
競技開始は午前10時。午前10時に京王多摩川の京王閣にたどり着くためには、バイトに行くより早く家を出なきゃいけない。毎朝ツールの再放送をやっていて、しかもその日は私の大好きな第10ステージが放送されていたこともあって、家を出るのが遅くなった。東神奈川まで出て、京浜東北線、南武線、京王線と乗り継いで京王閣にたどり着いたのは11時近かったか。勝手がわからずうろうろした挙げ句に、無料で開放されていたメインスタンドの2階特別観覧席(普段は1000円払って入るらしい)に落ち着いた。
さすが特別観覧席というだけあって、ゆったり座れてテーブルもあってなかなか居心地がよかった。サッカースタジアムとかの記者席みたいなのを想像していただけばいいかも。パソコンとか持ち込んで、打ち打ちしながら見たくなるような雰囲気。ただし、ガラス張りなんだけどもスカスカしててちょっと寒かったのが難点でした。最初脱いでたジャンパー、思わず着ちゃったもの。
私が席に着いた時には、3番目の競技、女子の500mタイムトライアルが終わったぐらいだったかな。買ってきたパンで腹ごしらえをしてるうちに男子4km団体追抜の1−2位決定戦が始まった。なんとなく席の造りから取材をしなきゃいかんのじゃないかというような気分になったらしい。一応リザルトをメモして来たので、意味があるのかないのか不明ながら載せておきます。日本とタイの対決は、日本がタイをあっさり抜いて金メダル(メインスタンド前とバックスタンド前からそれぞれスタートし、どちらかが相手に追いつき、抜かした時点で競技終了となる)。さーて、ご飯も食べ終わったし、とリュックからデジカメと双眼鏡を引っぱり出してみて気がついた。そ、そーいや、デジカメのメモリスティック、旦那が会社に持って行ってたんだっけ。デジカメ買った時に付属してきた16MBのしか持ってないや。ということで、容量気にしてちまちま撮影。といっても観客席からはちょっと距離があったし、最後の表彰式は下で見たんだけども、金網と透明(でもくもってる)ごしでどのみちたいした写真撮れなかったからよかったかな。
そうそう、飯島美和さんがアナウンスをしていると聞いていたけど、しゃべってたのはおじさんだった。英語のアナウンスもあったけど、違うお姉さん。ん? 今日は来てないのかなぁと思ったら、表彰式の時、プレゼンターに金メダル、賞品を渡すコンパニオンをしてらした。後で聞いた話では、アナウンスをするはずだったのが風邪でダウン、急遽表彰アシスタントをすることになったとのこと。この日は寒かったから大変だっただろうな。ミニスカートで足元寒そうだったし。
続いて男子1kmタイムトライアルの決勝。オープン参加の実業団選抜の選手(メモ見たらミミズがのたくったような字で「有本」とかなんとか書いてある。どこの誰かちゃんと書いとけよ(^^;)がなかなかいいタイムをたたき出し、最後に大森慶一選手が抜くまでトップだった。とはいえ、オープン参加。結果には残らず、1位 大森 慶一(日本)、2位 イ・ミョンヒョン(韓国)、3位 リュウ・チンフェン(チャイニーズタイペイ)という結果と相成った。
男子1kmタイムトライアルの表彰式。 中央が日本の大森慶一選手。 |
表彰アシスタントを務めるイイミワさん。 |
お次は女子ポイントレース決勝。でも3人しか出てなかったんだ。韓国2人とチャイニーズタイペイ1人。韓国の選手1人が逃げて、残り2人は牽制しまくり、スプリントレースのような様相を呈してきた。なかなか終わらず、スケジュールが10分ほど押してたよ。結局、1位 チェ・ヘギョン(韓国)、2位 ハン・ソンヒ(韓国)、3位 ファン・ホーシン(チャイニーズタイペイ)という結果となった。
お次、男子チームスプリントの決勝、日本vsチャイニーズタイペイ。チームスプリントってのはオーバル3周で行なわれるレースで、1チーム3人、1周目で1人、2周目でもう1人が抜け、3周目は1人で走る。距離は短いけど、見てて面白かった。日本は、坂本勉、大森慶一、永井清史の3選手。日本が先にゴールして、1位 日本、2位 チャイニーズタイペイ、先に行なわれた3−4位決定戦の勝者、タイが3位に入った。右は表彰式の写真。
これまた面白かったのがお次の男子マディソン。各チーム2人ずつ出場し、片方が走ってる時はもう片方は流してて、後ろから追いつきざまにタッチして選手交代。タッチっていっても触るだけじゃなくて、2人で手をつなぎ、走ってきた選手が流してた選手をぐいっと進ませるのがなんとも面白い。…と思ってたんだけど、突然睡魔に襲われ、途中でダウン。周りの人が声を上げて目を覚ましてみたら、タイの選手が1人落車して倒れたとこだった。かなり痛そうでストレッチャーに乗せられて運ばれて行った。表彰式にも姿を見せなかったけど、かなりひどかったんだろうか?
ともあれ、競技の方はそのまま進む。結果からいっちゃうと韓国圧勝でね。2位の日本に2周、3位のタイ(愛三の郡山、楠本コンビがタイより上位に入ったけど、オープン参加なので公式結果からは除外)に13周もの差をつけてゴールした。
んでもってラストは男子ケイリンの決勝。集団の前にペーサーが走ってて(ヤマハの電動アシスト自転車だった)、速度が時速40kmに達した時に内側に抜ける。そこからが本当のレースとなる。ペーサーが退いた時点で先頭にいた日本の小嶋敬二、坂本勉がそのまま先行。そのままの順位でゴールして金、銀メダルをゲット。3位には韓国のチョン・ヨンギュが入った。
2日間に渡って行なわれたACCトラックアジアカップもこの競技で終了。メインスタンド観覧席を出て下のトラック脇のスペースで表彰式を見た。ケイリントップで表彰台に上がった小嶋選手が、表彰式が終わった後で、トラック渡ってちょこちょこ走ってきて、花束を放り投げて金網越しに関係者に渡してた。いやしかしケイリン選手はデカいっす。お尻とか太ももとかびっくりするぐらいがっちりしてる。わかっちゃいたけど、最近ロード選手ばかり見てた身には新鮮な驚きだった。
最後に全体の表彰式。ポイント数の合計で、総合1位は日本、2位がタイ、3位が韓国という結果だったようだ。へー 韓国よりタイのが上なんだ。まったくわからない世界のことなので、へーって感じだ。
男子ケイリン表彰式。中央が小嶋選手。 金網+曇った透明板越しに撮ったもんでこんな写真。 |
全体表彰の後の記念撮影。だだだ誰がなんだかもう(^^;。 |
そんなこんなを見た後で、裏の方に回ってみようかなぁって思ったんだけど、関係者以外入れないようになってたりしたし、身体がとても冷えてたから、諦めて帰途に着いた。
トラック競技のことはさっぱりわからない私だけれど、見ててなかなか面白かった。加えて競輪も見てみたくなった。せっかく近くに花月園があるんだから、今度見に行ってみようと思った。
以上、ホントに簡単ながらレポートまで。