2004 バイクナビGP 伊豆修善寺サーキットレポート

 いまさらだけども、飯島誠、鈴木真理両選手オリンピックで頑張ってね企画(語呂悪し)ってことで、7月25日に修善寺は日本サイクルスポーツセンターで行なわれた「バイクナビグランプリ 伊豆修善寺サーキット」のレポートをば。

 この日の修善寺は、晴れたり曇ったりって感じでとにかく暑かった。一時遠くで雷がゴロゴロ鳴ってポツリポツリと来たもんで、これは一雨来るかなと思ったら、それだけで終わってしまった。いいような悪いような。
 サイクルスポーツセンターの駐車場ではフリーマーケットが開催されていた。ほとんどが自転車には関係ないものだったけど、ふっるいパナソニックのロードが置いてあるとこがあったな。もちろん買いませんでしたが。

飯島選手への寄せ書き
 CSC内に入り、5kmサーキットへと向かう。
 すでに小径車、キッズのレースが行なわれているところだった。監視塔脇の屋根のあるとこ(チームピットというのかなんというのか)でシートの上に日本国旗が2枚広げられていた。何かと思ったら、飯島誠、鈴木真理両選手への寄せ書きコーナー。笑ってしまったのはイイミワさんこと飯島美和さんの寄せ書き(右写真)。ごめんなさい、写真付きで暴露しちゃいました(笑)>イイミワさん
 もちろん私達も書き書き。

ガチンコTT

ガチンコTT出場者
 10時からは第2回「ガチンコTT」。3月の下総クリテでは三浦恭資選手と飯島誠選手のTT勝負が見られたが、今回はオリンピックを目前に控えた飯島誠選手(スミタラバネロパールイズミ)、鈴木真理選手(シマノレーシング)、それから別府匠選手(愛三工業)、中川康二郎選手(ミヤタスバルレーシングチーム)の4人でのTT勝負が行なわれた。
 スタートは中川、別府、鈴木、飯島の順で、1分置きのスタート。
 全員がスタートした後、各選手のサポーターということで、中川選手は橋本選手、別府選手は西谷選手、鈴木選手は今西選手、飯島選手は奥様のイイミワさんが応援。
 レース前、中川選手は「一人だけ9分台かも」なんて言ってたけど、なんのなんのなかなかの好タイムだった。でもそれより速かったのが別府選手。スタート時の1分差がだいぶ詰まっている感じ。次に現われたのは3番手スタートの鈴木選手ではなく、飯島選手だった。鈴木選手はメカトラ(ギアチェンジができなかったらしい)だったんですって。
 いざタイム発表。各選手のサポーターがタイムを書いたプレートを上げる。トップタイムは飯島選手の7分43秒、2秒差でそれに続いたのは別府選手。中川選手は7分56秒、メカトラで遅れた鈴木選手は8分58秒というタイムに終わった。優勝した飯島選手には1万円の賞金が送られた。

中川選手 別府選手 鈴木選手 飯島選手
ミヤタスバル 中川選手 愛三 別府選手 シマノ 鈴木選手 スミタラバネロ 飯島選手
各選手のサポーター イイミワさんがタイムを掲示 インタビューを受ける飯島選手
各選手のサポーター。左から橋本選手、西谷選手、今西選手、イイミワさん イイミワさんがタイムを掲示 インタビューを受ける飯島選手

 エリートオープンのレースは11時15分スタート。あまりの暑さにいったん5kmサーキットを後にして売店でソフトクリームを購入。が、立ち上る熱気でまぁ溶けるのが速いのなんのって。手までどろどろにしながらなんとか食べ終えました。

エリートオープン

 でもってエリートオープン。先にお断りしておきますと、例によってロクな写真がありません。応援するのか写真を撮るのか迷った挙げ句にどっちも中途半端って感じの昨今。しかもミヤタスバルの選手の写真が多いけど個人的な趣味なので許してやってください。

 下の写真、左側はスタート前の選手の様子。真ん中ヘンに野寺「ノデリーノ」秀徳選手の姿が。右側はスタートラインに並ぶ集団。中央にU-23チャンプの品川選手、左は綾部選手。しかしミヤタスバルはジャージも可愛いが、黄色いラインの入ったソックスもキュートだ。

スタート前 その1 スタート前 その2
スタート前の様子。中央でこっち?に顔を向けてるのが野寺選手 スタートラインに並んだ集団の様子。

石田を追う4人の集団
 この日のレースは、5kmサーキットを6周して争われた。短いレースということもあって、序盤からハイスピードで展開された。1周目終盤にミヤタスバルの石田がアタック(写真がない(;_;))、狩野、野寺のシマノ2名を含む4人が後を追った(右写真)。この逃げはゴールライン手前で吸収(CyclingWeb.jpに写真が載ってます)。

 2周目にシマノの狩野の逃げが決まった(写真左)。後続も徐々に絞られ、この時点で9人ほどに(写真中央)。とにかく見た目シマノがたくさんという感じ。
 2番手の集団がさらに絞られた。オリンピックに向けての合宿中ということで、疲れも溜まっていたところに、さらに先ほどのガチンコTTで足を使った飯島は集団から千切れた。愛三2人も集団から遅れ、残ったのはシマノの4人とミヤタスバルの品川、OLDNEWの藤田(1992年バルセロナ五輪ロード代表)の6人(写真右。中途半端な写真だ(^^;)。その後、一度は遅れた愛三の別府が追いつくも、集団はシマノ中心。こうなるともうシマノのペースだ。

シマノの狩野がアタック 集団は徐々に絞られた シマノ4人、品川、藤田
シマノの狩野が2周目に単独での逃げを決めた 後続の集団は9人ほどに絞られた 集団はシマノ4人と品川、藤田の6人に。もちろんシマノが積極的に追うはずはない
ミヤタスバル石田 愛三西谷 ミヤタスバル橋本 ミヤタスバル中川 愛三新保(多分)
序盤にアタックしたミヤタスバル石田選手 愛三工業の西谷選手。ちょっと苦しそう。 ミヤタスバル橋本選手 同じくミヤタスバル中川選手。にこやかだが、別に楽しいわけではない(と思う) 愛三工業の新保選手?

 このまま狩野で決まりか、と思ったら、ラスト1周で2番手集団から鈴木がアタック(写真左)。先頭を行く狩野に追いつき、そのまま鈴木狩野のワンツーフィニッシュとなった。
 3位には別府が単独で(右の写真がアタックした瞬間か?)、以下品川藤田今西と続いた。
 とにかくシマノの強さが目立った。逃げがシマノ、後続もシマノ中心じゃ足があってもつらいよね。

狩野を追って鈴木がアタック 別府アタックの瞬間か
チームメイトの狩野を追って鈴木が単独の逃げを決めた 後続の集団。別府がアタックした瞬間か?

 以下表彰式の写真。シマノの選手達はお着替えに入ってしまっていて、なかなか表彰台に現われなかった(鈴木選手はジャージ姿だけど、狩野、今西両選手は私服よね。私服もなかなか男前っす)。優勝者に与えられるチャンピオンジャージを身に着けた鈴木選手は賞金の10万円をゲット。はいいんだが、2位10,000円、3位5,000円、4位3,000円、5位2,000円、6位1,000円って、2位以下差がつきすぎではない?

入賞の6名 優勝者には賞金10万円 賞金の格差が
入賞の6名 優勝者には10万円の賞金が ずいぶん賞金に格差があるのね
めっちゃ笑顔の品ちゃん
めっちゃ笑顔の品ちゃん

アテネ五輪壮行会

 レース終了後、飯島、鈴木両選手のアテネ五輪壮行会が行なわれた。先ほど寄せ書きをした国旗をU-15のレースで優勝した選手達が2人に手渡す。「2人にメッセージを」の声に答え、「金メダルを取ってきてください」ととっても素直なコメントが(笑)。2人からも「表彰台の頂点に立つ」「金メダルを取ってくる」と力強い声が聞けた。ホントに頑張ってきてください。日本から応援しています。

壮行会 その1 壮行会 その2
飯島、鈴木両名の壮行会が行なわれた 応援のメッセージが書かれた国旗が手渡された

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