2003 Japan Cup Report

★準備編

 去年から観に行きたいなぁって思ってたんだけど、去年は石井びゅーちーの「NYLON CLUB」ツアーのオーラスと重なってたこともあり、無理すれば公共交通機関で行って帰ってくるぐらいのことはできるかもしれないと思いつつ、勝手がわからず一人で行くのも不安だったので泣く泣くパスした。今思えば、新幹線乗れば余裕だったし、事前の準備さえ怠らなければ何とかなったはずなのに。ベルトリアーティ見たかったなぁ…。

 というわけで今年は絶対行くぞと早い段階から心に決めていた。が、いつ、どんな手段で行くのかはなかなか決まらなかった。なにせ初めてのことで勝手もわからなかったから、今回はバスツアーで行ってみようかとか、駐車場や道の混み具合なども考えて公共交通機関で行くことも考えた。でも私の希望としては、前日から入ってフリーランやオープンレースも観戦したかったので、その旨伝えて旦那(車で行くなら運転するのは旦那だし、仕事で忙しいのも旦那だから)に判断を委ねた。結局前日から入ることを決めたのは10月16日。ネットで宇都宮市街に空いてる宿を見つけ、さくっと予約した(ここらヘンの行動は妙に迅速な私)。

 さて、あとは情報収集と荷物の準備。
 まずは宇都宮市役所に電話したりネットで検索したりして駐車場の情報を収集した。会場周辺に無料のと有料のとを数ヶ所用意しているとのこと。また、森林公園←→スタート/ゴール地点間で有料(100円)のシャトルバスが出ているとの情報を得た。
 家にあった栃木県の地図でホテルの場所、コースなどをチェックして付箋を貼り、プリンタを引っぱり出してきて出場選手一覧、コース図など、必要な情報をプリントアウトした。が、一番印刷したかったホテルの予約内容控えを打ち出ししないままプリンタを片付けてしまった。気づいたのが前日の夜、いい時間になってからだったから印刷するのは諦め、ノートに予約内容、受付番号などを控えて済ませることにした。あ、あとついでに、使う機会はないと思いつつ、念のために名刺を印刷。
 持ち物は、デジカメ、サイン帳代わりのスケッチブック、マジック、ラジオ、ポンチョ、ゴミ袋、レジャーシート、使い捨てカイロ、水筒、ノートPC、デジカメ用USBケーブル、モジュラーコード。それから、旦那がCANONのEOSを何年かぶりに引っぱり出して持っていった。フィルムは36枚撮り2本と24枚撮り1本だっけな。それほど持っていかなかった。
 服装は、長袖のTシャツに前開きのトレーナー、下はジーンズ。上に着るものとして、フリエのベンチウォーマーにしようか、ユニクロの3年落ちぐらいの、中身がヘタって薄手になったエアテックジャケットにしようか迷った挙げ句、エアテックジャケットを選択。結果的に考えれば、朝晩は冷え込んだけど、日中歩き回ってる時は上着なしでも汗ばむぐらいだったから、ベンチウォーマーにしなくて正解だったかも。あと、自転車用のグローブもバッグに忍ばせた。

★当日編 10月25日

 さて、当日。道が混んでるといけないので、朝5時に起床して6時に家を出た。天気も悪くなかったし、日光方面に紅葉狩りに行く人も多かったんでしょう。道がとても混んでてね。びたーっと止まりっぱなしってことはなかったけど、ずっと流れが悪い状態だった。それでも9時近くにレース会場周辺にたどり着いた。車は、ネットで調べた多下山不動尊参道入口駐車場(無料)に停めた。が、スタート地点までは山あり谷ありで遠いのなんのって。たどり着いた時にはぜーはー言ってました。歩いてる時にもっと近いところに有料駐車場があるのを発見した。有料っていくらなんだろうと思ったら500円。翌日はここに停めたんだけども、エリートのレース当日も朝8時頃までだったら入れるとのこと。1つ学習しました。

 スタート地点にたどり着いたのは9時半頃だったか。すでにスタートラインのあたりには海外チームの選手達がわんさか固まっていた。フリーランのスタートまではまだ時間があったので、選手にサインをもらったり写真を撮ったりした。でも、いつもテレビで見てる選手がすぐそこにいるってのが信じられない思いで、ちょっと圧倒されてた。しかも、実際選手を目の当たりにして初めて自分が選手の顔と名前、さっぱりわかってないことに気づいた。サインももらったんだけどねぇ。どれが誰のかさっぱり。しかも、「ここにいたBianchiの選手」みたいな判別しかできなかったもんで、場所を移動されたらもう終わり。なんかわけわからんままに時間だけが過ぎてしまい、サインはあんまりもらえなかった。唯一無二、これだきゃわかるってのがIntermaxのジャージに身を包んだ今中大介氏のサイン。「僕なんかがサインしていいのかな」って、何をおっしゃいますか。

Bianchiの選手にサインをもらう 左の2人のサイン
Bianchiの選手にサインをもらった。えーと、でも誰とだれだろう?(^^; もらったサイン見てもわかんにゃーい。
パオリーニと談笑する今中さん 今中さんのサイン レガシーに試乗する今中さん
パオリーニと談笑する今中さん。 今中さんのサイン 今中さんついでに。新型レガシーに試乗する今中さんの図。
Bianchiの選手達 Bianchiの選手のサイン
ランプレの選手のサイン
spacer
Bianchiの選手達。でも誰?(^^; 左端はプラサかな。  Bianchiの3人のうちの誰かのサイン。向きもこれで正しいのか不明ながら、漠然とラーラのかなと思ったりする。
 ランプレの選手のサイン。頭がBに見えるけど、バルベーロじゃないらしい。ってことはベルトレッティ?

 ちなみにこの時、Bianchiの選手と話をしていた人が「Bianchiの選手が明日のレース終了後にバイクを28万で売るって言ってます」と通訳。「クレジットカード使える?」と訊いた人もいたけれど、さすがにそれは無理でしょう(^^;。私も一瞬、欲しい!と思ったけど、お金ないし、買ったからとてサイズが合わなくて乗れましぇん。
 それにしても海外の選手と実車を目の当たりにすると、そのシートピラーの長さに愕然とする。足ながっ!

☆フリーラン
 というわけで、午前10時にフリーランスタート。スタートを見送って、鶴カントリークラブあたりに移動。さすがプロの選手達、一緒に走る子供達を気遣い、つるカントリークラブの上り坂ではBianchiのラーラ(多分)とジャンドゥラトゥールの選手が子供の背中を押して坂を上るのを手伝ってあげていた。とてもいい光景(^^)。

スタート直後 子供の背中を押す2選手
スタート直後の写真。 鶴カントリークラブの上り坂で女の子?の背中を押して上らせてあげてるBianchiとジャンドゥラトゥールの選手。微笑ましい絵。

☆チャレンジレース
 古賀志の上り坂あたりで観戦。向かってる途中でクイックステップのパオリーニとブラマーティに出会った。

パオリーニ ブラマーティ パオリーニのサイン
ブラマーティのサイン
パオリーニとわたくし。 「はい、ポーズ」なブラマーティ。  パオリーニのサイン。
 ブラマーティのサイン。

 ブラマーティはスタッフだか誰だかになにやら激した口調で言っていた、気がしたが、言葉がわからないのでなんとも言えない。フツーにしゃべってただけかもしれないし。
 そうそう、チャレンジレースの時だったか。JPCAの福島康司選手が練習でコースを走ってた。私達を追い抜きざまに「こんにちは〜」なんか声かけてくれて、メチャメチャ感じがよかった。他に誰か知り合いでもいるんじゃないかとキョロキョロしてしまったぐらい。兄弟揃って感じ良すぎだー。つい応援したくなってしまふ。

 チャレンジレースの方は、知ってる人が出てたわけでもなんでもなかったので、とりあえず万遍なく応援。14.1kmを1周+ショートカットの10.3kmを1周の24.4kmで争われたチャレンジレース。リザルトをもらって帰ってきたんだけど、今ひとつ見方がわからない。順位とゼッケン番号(多分)の間の「1-46」って何だろう? 参加者は高校生以上だから、高校生部門の順位とかだったりするんだろうか? まったくの憶測だけど。名前の脇のWは女子、だよね、きっと。とりあえず10位までの順位を掲載しておきます。10位の小平和博選手の「1-46」欄に「1」とあります。

順位名前県 名タイム
1本柳 隆志栃 木0.40.58
2有井 雄二東 京0.00
3井上 俊輔群 馬0.01
4和田 良一栃 木0.01
5中村 和弥栃 木0.38
6西元 圭静 岡0.40
7久保田 智栃 木0.40
8大塚 荘一栃 木0.40
9斉藤 英代静 岡0.41
10小平 和博東 京0.41

☆オープンレース
 昼からはオープンレース。まず12時ジャストに男子がスタートし、2分後に女子がスタート。男子は14.1km×1周+10.3km×1周の80.8km、女子は14.1km×3周の42.3kmを争うレースとなっている。ちなみにチャレンジレースは一般の自転車愛好者(レース経験者)が対象であるのに対して、オープンレースは日本自転車競技連盟および国際自転車競技連合登録選手が対象。ショップのチームやクラブチームの選手だけではなく、チームブリヂストン・アンカー、チームブリヂストン・エスポワール(ブリヂストン・アンカーのサテライトチーム)、CCDキナン・バイクシステム、スミタラバネロパールイズミの若手選手も出場してた。オープン女子の注目株は、もちろんファルムフリッツの沖美穂選手とチームメイトのサンドラ・ミズバッハ(ドイツ)、エスター・ファンデルヘルム(オランダ)。生沖選手見たかったんだぁ。

 男女のスタートをスタート地点で見てから、てくてくと赤川ダム、釣堀沿いに歩き、古賀志林道を上る。と、道の脇に集団で観戦している人達が。私は気づかなかったんだけど、旦那が「栗村さんだ」と。「うそっ! ちょっと待って」と追い抜いたところで一旦止まり、リュックからごそごそサイン帳とマジックを引っぱり出して、ちょっと戻って「大ファンなんですー」とサインをもらった。2ショット写真まで撮らせてもらって、つるりんご満悦。栗村監督自ら「ミヤタスバル応援してくださいねー」と言われてしまったら、そりゃ応援しないわけにはいかないでしょう。
 ついでに、その後さらに上って観戦していたら、メカニックの添田さん(多分)と一緒に自転車で上ってくる栗村さんと遭遇。添田さん(しつこいようだが、多分)はロードに乗ってたんだけども、栗村さんはなぜか前カゴならぬ、木箱(!)がついたシティサイクルでえっちらおっちら上ってきた(オマケの写真館に写真アリ)。なぜにそんな自転車に?(^^;

栗村さんとわたくし。 栗村さんのサイン
栗村監督とわたくし。 栗村監督のサイン。

 女子のレースを古賀志林道の上り坂で2周回見てから、さて、ゴールシーンを見るためにスタート/ゴール地点に戻るかと坂を下り始めたところで集団を待ち構えるチームブリヂストン・アンカーの藤野監督と会った。これ以前にも何度か遭遇したものの、タイミングがつかめなくてサインをもらえずにいた。男子の集団は通過した後だったから、この瞬間なら大丈夫かなと思い、「お忙しいのにすいませーん」とサインをもらった。

藤野さんとわたくし。 藤野さんのサイン
藤野監督にサインをもらうわたくし。
藤野監督とは夜に宇都宮駅前でも遭遇したっけ。
藤野監督のサイン。

 と、そんなこんなで坂を下り、てーくてくとスタート/ゴール地点まで歩いて戻った。
 ところがどっこい、スタート/ゴール地点の付近までたどり着いてみたら、場内アナウンスで沖美穂選手6連覇とかゆってるぢゃないですか。「え? なんで? あと1周あるんじゃないの?」と頭の中を「???」にしていた私達。でもよく考えてみたら、スタートを見送り、坂の上で2回見たってことは、3周全部見たってことぢゃん。あと1周あると思ってのんびり歩いてた私達は、結局女子のゴールシーンは見られませんでした。なんともおマヌケな(^^;。
 ともあれ、女子は序盤から逃げを決めた沖美穂選手が2位に20秒以上の差をつけて単独でゴール。6連覇を達成した。
 チームメイトのサンドラ・ミスバッハ(ドイツ)、エスター・ファンデルヘルム(オランダ)の2選手は、ドイツでのレースを終えてから24日に宇都宮入りという強行な日程がたたったのか、ミスバッハがトップから5分4秒遅れの11位、ファンデルヘルムは途中棄権という結果に終わった。

独走する沖美穂選手

順位名前チームタイム
1沖 美穂ファルムフリッツ1.17.45
2高橋 いづみSY-Nak SPECIALIZED0.24
3唐見 実世子ピーススポルト・バイクシステム0.0.32
4村中 恵美子千葉医療福祉専門学校・キヨ0.35
5萩原 麻由子伊勢崎女子高等学校1.07
6大塚 歩A+001.47
7真下 正美SY-Nak SPECIALIZED1.52
8小野山 恵美エキップユーレーシング1.55
9関家 朋子スミタラバネロパールイズミ3.14
10西 加南子スミタラバネロパールイズミ4.58

 でもって男子。レース後半に単独で逃げを打った清水裕輔(チームブリヂストン・エスポワール)に最終周回で中村文武(フィッツ)、宮崎景涼(チームブリヂストン・アンカー)の2人が追いつき、ラストは3人でのゴールスプリントとなった。
 単独で逃げて足を使っていた清水だったが、実は去年の同じレースで宮崎と争って負け、2位に甘んじたという過去がある。最後は執念で勝利を勝ち取った。2位に中村文武、3位にはその宮崎景涼が入った。
 去年は悔しさのあまり涙を流していたそうだけども、今年は喜びの涙で声を詰まらせていたのがとても印象的だった。

男子オープン ゴールスプリント

順位名前チームタイム
1清水 裕輔ブリヂストン・エスポワール2.13.42
2中村 文武フィッツ0.01
3宮崎 景涼ブリヂストン・アンカー0.01
4橋本 健Vitesse-イチカワ0.15
5宮沢 崇史ブリヂストン・アンカー0.16
6藤田 晃三OLD NEW0.17
7鈴木 太地ブリヂストン・アンカー0.18
8二戸 康寛なるしまフレンド0.22
9佐野 友哉ブリヂストン・エスポワール0.29
10山根 理史セレーノA&Tヤマダレ−シング0.31
オープン男子 表彰台 オープン女子 表彰台 沖美穂選手のサイン
オープン男子 表彰式。しかしもうちょっと華のあるプレゼンターにするわけにはいかなかったのだろうか…←大きなお世話 オープン女子 表彰式。 沖美穂選手にサインをもらった。小柄でとても可愛かったっす。

 というわけで一日目の日程終了。再び駐車場までそりゃもうてくてく歩き、なんとか車に乗り込んだ。でもって、コースの周りを車で一周…したかったんだけど、車で通れない場所もあったので、通れるとこだけ回ってみた。牧場ってホントに牧場なんだね。当たり前だけど。牛が(「うしが」で変換したら「UCIが」と変換された(笑))「モ〜」とかいってて、なかなかのどかでよかった。徒歩でそこまで行くことは考えたくもないけれど、一度こんなとこで見てみたいなぁと思った。
 まぁそんなこんなを終え、ホテルにチェックインすべく宇都宮市街の渋滞に突っ込んだ。このホテル、下の「反省編」にも書いたけど、なにしろ駐車場がわかりづらかった。遠目で見てホテルの位置はさくっとわかったにも関わらず、案内がわかりづらくて、同じところを3〜4周しちゃったもの。付近の歩道を工事してたってのもあるにしろ、もうちょっとわかりやすくしてくれても罰は当たらないと思う。3度目か4度目にホテルの前を通りかかった時、ぐりっと覗き込んで駐車場の案内を発見した。わかんねーっての。
 ともあれなんとか駐車場に車を入れ、チェックイン。先にお金を払うシステムは、とりあえず素泊まりできりゃOKな私達にはありがたかった。朝はキー返せばそれで終わりだったからね。部屋に荷物を運び入れ、ほーっと一息ついた後で、ご飯を食べに宇都宮駅周辺に出た。駅まではちょっと距離があったので、移動にはバスを利用。選手達も泊まっているニューイタヤホテルのロビーでSaeco、ジャンドゥラトゥールのポストカード、翌日のスタートリストなどをゲット。これまた反省編に書いたように、ここでホテル従業員に大手カメラ店の場所を尋ねてうまいことだまされた。いい加減歩き回りすぎて足が売り切れだったところに、さらに追い討ちを掛けられ、結局旦那が力尽き、帰りはタクシーを使うこととなった。そうそう、その前に。晩ご飯は駅の近くの定食屋さんで餃子食ってビール飲んで中華そば食べておしまい。一応名物といわれる餃子は食ったけど、普通の定食屋だしな(^^;。
 タクシーでホテルに戻り、お風呂に入って就寝。ノートPCは、デジカメで撮影した画像を転送するためだけにしか使わなかった。でもまぁ車ならそれでもOKか。

★当日編 10月26日

 さてやっとこさ2日目。前日から地元に乗り込んでたにも関わらず、早めに会場にたどり付きたいという希望から、朝は5時半に起床。まずは部屋に備え付けられていた電熱式のポットでお湯を沸かし、同じく部屋に用意されてた日本茶のティーバッグで水筒に暖かいお茶を満たした。何を着てくか迷った挙げ句に、昨日同様それほど寒くはないだろうとの判断で、黒のタートル、グレーのフルジップトレーナー、下はジーンズという身支度に決定(寒いようだったらこの下にババシャツ、ババパンツを着るはずだった)。
 さくっとチェックアウトし、会場に向かう。途中、コンビニでおにぎり、スポーツ新聞を購入。昨日見つけた有料駐車場に車を停め、スタート/ゴール地点へと移動した。当日参加の友達夫妻(奥さんのK子さんとは15年来の友達。まさかサイクルロードレース系で行動をともにする日が来るとは想像だにしなかった)とは、私のPHSは圏外、旦那のビジネスDoCoMoは電池切れ、プライベートauはほぼ圏外ということで、スタート地点付近の公衆電話で連絡を取った。午前8時半頃だったか。2人が会場にたどり着き、そこからは一緒に行動した。
 9時から出場選手の選手紹介と出走のサインとが同時に行なわれるという話だったので、始まるまでの間、チームのテントを覗いてみようと思い、そちらに足を向けた。入口近辺では取り立てて規制しているふうでもなかったので、勝手に入り込んでふらふらしてた。ご家族連れの浅田監督(チームブリヂストン・アンカー)を見かけたりなんだりして満喫。もしかしてNacoさん?という女性を見かけて後を追いかけ、お声をかけてみたらやっぱりNacoさんだった。「何かあったかな」とバッグの中をがさごそやって、ツールのノベルティだったという、エフデジュのカード(下の戦利品コーナー参照)をいただき、しごく恐縮。ごめんなさい、そんなためにご挨拶したわけじゃないのに(^^;。でもね。お声をかけさせていただいた時、ちょっと不思議な顔をして見られてしまったの。「パス持ってるの?」みたいな。どうも、パスを持ってないと入れなかったみたいなのね。気づかず紛れ込んでた私達は…ホンのちょっとだけラッキーだったのかも。
 9時頃になったので、ポディウム?前の観覧席に移動。実は最初と最後だけでも正面から見ようかということで、観覧席のチケット(大人一人2000円)を購入してあったのだった。選手の出走サインは、チームごととかゼッケン番号順なんてことはもちろんなく、準備ができた順だかサインしたくなった順番だかよくわからないけど、好き勝手にわらわらサイン。「選手紹介」ったって、勝手にわらわらサインする選手を、端から勝手に紹介するってだけのことだった。まぁそんなことだと思ったけど(笑)。
 そんなこんなの情景の写真をいやっちゅーほど。でもまだまだあるんだ。

フェリックス・ガルシアカサス ダミアノ・クネゴ(多分(^^;) 横向きマイケル・ロジャース 福島康司選手
Bianchiのフェリックス・ガルシアカサス Saecoのこれは…ダミアノ・クネゴ? 横向きマイケル・マイケルロジャース JPCA福島康司選手
中川選手と福島晋一選手 パトリック・シンケヴィッツ 鈴木真理選手
ミヤタスバルの中川選手(腹割って話してますか?)とブリヂストン・アンカーの福島晋一選手 にこやかパトリック・シンケヴィッツ青年 シマノの鈴木真理選手
神風パオリーニ ランプレのパチ・ビジャ 写真を撮る監督
神風パオリーニ。これ見た時点では、自分がこのテのはちまきと密接に関わることになろうとは想像だにしなかった。 ランプレの、公式スタートリストによるならパチ・ビジャという選手。アルファベット表記は「VILA ERRANDONEA Francisco Javier」…パチって? 監督、こんなとこで写真撮ってて大丈夫なんでしょうか?
The入念に打ち合わせてるズ その1 The入念に打ち合わせてるズ その2
The入念に打ち合わせてるズ その1。クイックステップの…誰と誰だろうね。 The入念に打ち合わせてるズ その2。ジャンドゥラトゥールのエディ・セニュールとチームスタッフ?

 なんか栗村監督の写真がやたらと多い気がするのはつるりんの個人的な趣味なのでお気になさらないように(^^;。
 そうそう、神風はちまき姿でご機嫌そうに見えたパオリーニ、前日のフリーランの時に電柱に肩を強打して医師の診察を受けたとのこと。大事に至らずよかったけれど、危険だからって来年からなくなっちゃうようなことがなければいいんだけど…。

 ともあれ、スタートの時間がやってきた。飯島美和さんが「残り30秒」とかアナウンスしてたんだけど、「残り10秒」と言ったきり、なかなかスタートが切られない。なんだなんだと周りがざわめき始めた頃、ラジオの方のアナウンスの人だろうか。男性が「残り10秒」とかなんとか言ったかと思ったら、10秒経たないうちにピストルの合図でスタート。なんぢゃそりゃ(^^;。ちょっとガクッとずっこけた。
 あ、ちなみに今日のこのレース、14.1kmを10周回し、ラスト1周は9km地点からショートカットする10.3km、合計151.3kmで争われる。今度はゴールシーンを見損なったりしないようにしなくては(^^;。それから、スタートから2km地点の山頂に山岳賞が設定されていて、3周目、6周目、9周目に山頂を1位で通過した選手に山岳賞が贈られる。
 というわけで(脈絡なし)、あっさり観覧席を後にして、鶴カントリークラブからもうちょっと下ったあたりへと移動した。まずは上り坂の途中で2〜3周回観戦。上りはスピードが落ちるから見るにも写真を見るにもなかなか美味しい。

 レースは序盤から動いた。CCDキナンの日置、愛三の江下と坂口、シマノの野寺、JPCAの福島康司の5人が逃げを打ち、1周目終了時の集団とのタイム差は1分38秒。ここから坂口、江下が脱落。途中、ミヤタスバルの中川が大集団から飛び出すが、逃げのグループには追いつかず、集団に吸収された。
         

 そんなこんなで満喫しまくったジャパンカップ。表彰式を見てからさくっと帰途についた。会場を後にし、駐車場に向おうとした時、背後からミヤタスバルのチームカーが。運転していたのは栗村監督。思わず「栗村さーん」なんて大騒ぎしていたら、それに気づいた栗村監督、パパッとクラクションを鳴らしてくれた。大きな声ではいえないが、車を運転しつつ、携帯で会話をしつつ、クラクションを鳴らした監督。レース中はもっと複雑なことやってるんだろうなと思うと頭が下がる。シングルタスクOS搭載のメカつるりんにはとても真似できましぇーん。
 現地で合流した友達夫婦とは帰る方角は一緒だったんだけども、お互いペースもあるだろうし、その場で解散。我々は東北道のSAで一度休憩した他は休憩も取らずひたすら帰途を急いだ。紅葉狩り帰りの車で渋滞することを懸念していたものの、東北道でところどころ流れが悪くなっていた他は、渋滞というほどの渋滞にはあわなかった。が、ラジオの渋滞情報を聞いていたら、自分達の後ろでどんどん渋滞が伸びていくではないですか。もうちょっと残っていたい気持ちもあったんだけど、さくっと帰ってきてよかったわ。おかげさまで6時頃には帰宅できた。
 ってな具合でとても楽しい週末でした。去年のツアー・オブ・ジャパン以来のサイクルロードレース観戦。ううむ、ますますハマってしまいました。

★反省編

 というわけでやたらと楽しかったジャパンカップ観戦だったけど、反省点もいくつか。

 まず、選手の顔と名前が一致しないにもほどがある状態だったこと。テレビで見てるってだけならずいぶん見てるんだけども、なにせレース中はヘルメットやらアイウェアやらを装着してるぢゃないですか。ここ数年、大きなレースでステージ優勝したりした選手の顔は覚えてても、それ以外の選手の顔はさっぱりわからないことに気づいて愕然とした私。むしろ、国内のレースはあまり見る機会がなくここまで来たのに、なぜか日本の選手の顔の方がわかったりした。自転車雑誌でよく見かけるからかな? 次回観戦する際には、もうちょっと予習してから参加しようと思いました、はい。

 わりあい近くなってから予約したホテル。駅からちょっと距離があって、しかも駐車場の案内がわかりづらくて、ホテルの周辺をぐるぐるぐるぐる回りまくった挙げ句に他の建物の陰に隠れた駐車場の案内看板を発見。わかりづらいっての。お部屋もホントに必要最低限って感じで、あともう1つ2つ、物を置く場所か掛ける場所があってもバチは当たらんだろという感じのとこでした。そのわりにお値段安くもなかった。だったらラブホにでも泊まっときゃよかったかなと。次回はもうちょっと前から準備したいです。

 持ち物については、持ってってよかったと思ったのが、ラジオ、水筒(重かったけど、夕方肌寒くなってから暖かいものが飲めたのは嬉しかった)、サイン帳。
 持ってったのに使わなかったのはレジャーシートとお尻の下に敷くマット。そもそも車に置きっぱなしだった。
 持っていけばよかったと思ったもの。デジカメ用電源ケーブル。どうせ1泊2日。フルに充電しとけば大丈夫だろうと思って持っていかなかったら、電池切れにはならなかったにしてもちょっと心細かった。それから足りなかったのがフィルム。持ってったフィルムは1日目だけで使い果たし、夜、宇都宮駅周辺にご飯を食べに出た時にカメラ屋系大手家電店かなんかで買おうと思ったら、ヨ○バシカメラも○ックカメラもなかった(しかも、イ○ヤホテルの従業員に「この道をまっすぐ信号5つ分ぐらい行くと○ックカメラがあります」とほらをふかれた。さんざん歩き回った挙げ句に交番で尋ねたら、近くにはカメラ屋系大手家電店は存在しないことがわかった)。小さなカメラ屋で買えたからよかったけど、次回は多めに持ってくようにしよう。ちなみに今回は24枚撮り6本、36枚撮り2本を使用。

★戦利品

クイックステップのボトル エフデジュのカード ばななんばななんばーなーなー♪
補給所ちょい手前で写真を撮ってた旦那がゲットした、クイックステップのボトル。頭上を越えて飛んでったボトルを、金網乗り越えてゲットしたそう。誰のボトルかわからないのが残念。ちなみに中身は水でした。 26日の日にピット(パスもないのに紛れ込んでた私達(^^;)でお会いしたNacoさんにいただいた、フランセーズデジューのカード。すいません、なんだか物をもらいに行ったみたいになっちゃって(^^;。 帰り、東北道のSAで叩き売られてたバナナ。車の中で2本ずつ、翌日旦那が朝食に2本食べたので、これですでに6本減ってる状態。全部で20本もあって300円はお買い得。でもこれって戦利品?(笑)

★オマケの写真館

300m to go 200m to go 150m to go
100m to go 75m to go 50m to go
25m to go 多気不動尊裏参道入口駐車場からスタート/ゴール地点までてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく延々と歩いていた時、残り何メートルかを示す看板を見つけ、「あー あともうちょっとー(;_;)」の気持ちを込めて、ぜーはー言いながら撮影。
だからどうしたと言われたら「いえ、別に」としか答えようのない写真達(笑)。
バネスト犬 果敢にアタックする栗村監督 鶴とわたくし
とても可愛いバネスト犬。愛想もよくて、海外チームの選手にも可愛がられてた。 古賀志の上り坂を、前に木箱(!)のついたシティサイクルで上る栗村監督の図。下向いてるのが残念ですが。 「鶴」とわたくし。見てた人は何でこんな写真撮ってるのか不思議だっただろうなぁと。
シモーニのマリアローザ MAVICレガシー Venga!
大会本部テントにシモーニのマリアローザとキャノンデールが飾ってあった。ジャパンカップ当日には、ツールの山岳ステージで罰金払って着た白いSaecoジャージも展示してあった。 レガシー好き、黄色フェチのうちの旦那。MAVICのオフィシャルカーが欲しい欲しいうるさかった(笑)。私、上の自転車が欲しいなぁ。 いかにもロードレースって感じのいい写真っスねー(旦那が撮影したので「自画自賛」ではない。「自家発電」かもしれないけど(^^;)。

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