第1ステージは、ジェノバからアルバまでの143km。ちょっと短めのステージだ。標高5mぐらいの地点をスタートし、39km地点まではほぼ平面。そこから上り坂で、上りきったところに今回のジロ最初の山岳ポイント(3級)がある。一番標高の高いところで790m。それを過ぎたあたりにインテルジロポイント(94.5km地点)が。あとは細かなアップダウンもあるけど下り坂。123km地点からは平坦な周回コースになっている。
最初の山岳ポイントは、ファビアン・ヴェークマン(ゲロルシュタイナー)、去年マリアヴェルデ(山岳賞)を獲得したフレディ・ゴンザレス(コロンビア・セッレイタリア)、クリスチャン・モレーリ(アレッシオ・ビアンキ)の順で通過、それぞれ3ポイント、2ポイント、1ポイントをゲットした。
その後、急な坂を上り切ったあたりだろうか? それとも坂の途中だろうか? 今年のツール・ド・ランカウイでリーダージャージを着ていたことが記憶に新しい、コロンビア・セッレイタリアのマルロン・ペレスが単独でアタック。ペレスは順調にリードを広げ、一時は追走集団との差を3分以上にも広げるが、スプリンターを勝たせようとするトレイン(主にファッサ)のスピードには勝てなかった。残り6kmほどの地点で集団に吸収。
集団の前の方には、ペタッキを筆頭に、マキュアン(ロット・ドモ)、チッポリーニ(ドミナヴァカンツェ)、ヤン・スフォラーダ(ランプレ)らの姿が。チームメイトがチッポリーニを引き上げる。そして抜きにかかったマキュアンが急に内側にコース変更。憤りがパワーになったのか、ペタッキが加速。あっさりライバルを抜き去り、ラストは両腕を上げてゴールするだけの余裕があった。ううむ。今年もやっぱりペタッキ強し。
2位は昨日のTTでも2位に入ったゲロルシュタイナーのポラック。以下、アクアエサポーネのダモーレ、ロットドモのマキュアン(降格処分はなかったらしい)、ヴィーニのザノッティという結果に。
この結果を受け、マリアローザ(リーダージャージ)は2日続けて2位に入ったオラーフ・ポラック(ゲロルシュタイナー)の手に。ポイント賞はアレッサンドロ・ペタッキ(ファッサボルトロ)、山岳賞ファヴィアン・ヴェークマン(ゲロルシュタイナー)、インテルジロ賞マルロン・ペレス(コロンビア・セッレイタリア)という結果となった。
ここんとこドイツ勢、特にゲロルシュタイナーの選手が目立ってるなぁというのが私の印象。今後の活躍も楽しみです。
●ステージ順位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●個人総合 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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