第2ステージは、ノービ・リグーレからポントレーモリまでの184km。序盤は平坦なステージが続くことが多いが、今年のジロは3日目にして上り坂登場。中盤までになだらかな上りがあり、下りきったところから3級、2級の2つの峠越えがある。峠を越えてラスト20kmほど下ってゴールというステージだ。
この日は、スタート後2時間ぐらいでベルトリーニ(アレッシオ・ビアンキ)、ザンピエリ(ヴィーニカルデローラ)、ベルトリアーティ(サニエルデュバル)らを含む20人以上の逃げのグループが形成された。一時は4分以上に広がったタイム差も徐々に縮まり、2つ目の峠で多くの選手が集団に吸収。この上りでチッポリーニがパンクで遅れ、ペタッキ、マリアローザを着たオラーフ・ポラックも集団から遅れてステージ優勝争いから脱落した。
山頂の1kmほど手前の地点でサエコのダミアーノ・クネゴがアタック。シモーニ、ガルゼッリ、ポポヴィッチ、マクギーらを含む30人ほどが後に続いた。先頭集団を追走する集団にいたアスタルロアが合流。レベリンらも上がってきて、40人ほどの集団でのゴール勝負となった。ゴール手前でマクギーが先行。このまま逃げ切って2勝目か?!と思ったら、今ひとつ伸びが足りず、逆にゴール手前で抜群の伸びを見せたサエコのダミアーノ・クネゴが差しきってステージ優勝を飾った。
ダミアーノ・クネゴは99年のジュニア世界チャンピオン。個人的には去年のジャパンカップで来日したのが記憶に新しい(右の写真はジャパンカップスタート前のクネゴ)。CyclingWebでもNacoさんのところでも注目選手として取り上げられていて、遅ればせながら私もちょっと注目してた。表彰台で思わずVサインをしてしまうほど若くて初々しいクネゴ(笑)。先が楽しみな選手です。
そしてマリアローザ(リーダージャージ)は2位に入ったブラッドリー・マクギー(エフデジュ)が再び手中に。また、今日ステージ優勝したダミアーノ・クネゴ(サエコ)がマリアチクラミーノ(ポイント賞ジャージ)をゲット。マリアアッズーラ(インテルジロ賞ジャージ)はこの日インテルジロポイントをトップ通過したルッジャーロ・マルゾーリ(アクアエサポーネ)、マリアヴェルデ(山岳賞ジャージ)はアレサンドル・モース(フォナック)がそれぞれ手に入れた。
●ステージ順位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●個人総合 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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