ジロ第5ステージはチビテッラ(デル・トンゴ工場)からスポレートの177kmで、高低図を見る限り、細かなアップダウンはあるものの、おおむね平坦といってもいいコースに見える。が、ラストの周回コース(7.3km×3周回)がコーナーあり、アップダウンありのテクニカルなコース設定だったらしい。インテルジロポイントは104.6km地点に設定されている。
この日の大きな話題は、昨日ゴール直前で落車して流血しながらゴールしたチッポリーニが、肘を4針、脛を10針も縫う怪我を圧して「Tifosi(「熱狂的なサポーター」の意)のために」とレース続行を決断したこと。ステージ優勝は厳しいかもしれないけど、その勇姿を一瞬でも長く目に焼き付けたいです。
さて。この日もレースはスローペースでスタートした。なんだか毎日同じようなことを書いてる気もしないでもないが、事実なんだからしょうがない。42km地点でアタックをかけたのは第1ステージでも単独で逃げていたマルロン・ペレス(セッレイタリア)。そして20人ほどが加わり、逃げのグループが形成された。このグループにいたのはハンバーガー(アクアエサポーネ)、フレディ・ゴンザレス(セッレイタリア)、ピッコリ(ランプレ)、ベルトリアーティ(サニエルデュバル)、ローダ(テナックス)、ペタッキ(ファッサボルトロ)ら。え? ちょっと待ってよ。なんでここにペタッキが?(^^; とりあえずcyclingnewsのライブではこう書かれてた。ともあれ、この逃げも長くは続かず、集団はまたひとつになった。
インテルジロポイントはダモーレ(アクアエサポーネ)、ストラッツェール(サニエルデュバル)、フィアハウテン(ロット・ドモ)の順で通過。
この後、14人の選手が逃げを決める。逃げの集団にいたのはチオーニ(ファッサ)、ハンバーガー(アクアエサポーネ)、バクステッド(アレッシオ)、イッリアーノ(セッレイタリア)、ツィークラー(ゲロルシュタイナー)、フェルブルッヘ(ロット・ドモ)、モーリ(サニエルデュバル)、アルバシーニ(フォナック)、ポドゴルニク(テナックス)ら。集団の先頭はサエコ、デナルディあたりが引いている。
さらに、この中からハンバーガー、バクステット、ツィークラー、モーリ、アルバシーニ、ポドゴルニクがアタック。6人は協力して逃げ続けたが、残り15kmの地点で集団に吸収された。
その後も、残り13kmの地点でモース(フォナック)、マクギー(エフデジュ)、マルゾーリ(アクアエサポーネ)の3人が、そして残り6kmの地点でアスタルロア(ランプレ)がアタックするが、いずれも長くは続かず。結局ラストは集団でのゴールスプリントという形になった。
ゴール手前の最後のコーナーを曲がり、マキュアンが先行した。ペタッキはというと、このコーナーで出遅れ、さらにチームメイトのトザットと軽く接触。幸い大事には至らなかったようだが、ゴールスプリントには加われなかった。そして、マキュアン先行のまま最後は両手を挙げてゴールした。2位にはポラック(ゲロルシュタイナー)、3位にはザノッティ(ヴィーニ)が入った。ちなみにペタッキは12位フィニッシュ。
なお、チッポリーニはアシストに守られてなんとか完走。第6ステージでも走る姿が見られそうだ。
今日の結果を受け、マリアチクラミーノ(ポイント賞ジャージ)がペタッキからマキュアンの手に渡った。また、マリアアッズーラ(インテルジロ賞ジャージ)は再びダモーレが着ることとなった。個人総合と山岳賞はシモーニのまま変更なし。
●ステージ順位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●個人総合 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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