ジロ・デ・イタリア第9ステージは、ポリコーロからカロビーニョまでの142km。なんか回鍋肉とカルビ焼きみたいでうまそうな地名だ。←関係なし(笑)
50km過ぎまではほぼフラット。そこからは90km地点ぐらいまでなだらかな上りとなる。そしてなだらかな下りを経て、ラストおおむね平坦な周回コース(4.3km×3周回)へと至る。
休息(移動)日前の短いステージ。集団の速度はあまり上がらず、しかも強い風のせいで逃げもなかなか決まらなかった。61.8km地点のインテルジロポイントでは、ゲロルシュタイナーのロベルト・フォルスターが先頭通過。2位はダモーレ(アクアエサポーネ)、3位はマリアアッズーラ(インテルジロ賞リーダージャージ)を着たストラッツェール(サニエル・デュバル)。
インテルジロポイントの4kmほど先でコロンビア・セッレイタリアのイッリアーノがアタック。そして、ムラリア(フォルマッジ)、ヴァノッティ(デナルディ)、ボシシオ(合ってるか? テナックス)の3人がこれに反応。しばらく4人で逃げたが、ムラリア、ボシシオが脱落。イッリアーノ、ヴァノッティの2人で逃げ続けた。
が、後続の集団(をリードするファッサのトレイン)が黙って逃がすはずもなく。一時は2分近くにまで広がったリードも徐々に縮まり、残り20kmほどの地点で集団に吸収。
そして大集団のまま周回コースへ。集団の先頭は今日も今日とてファッサボルトロ。これはペタッキ必勝パターンか?と思われたその時、ゴール手前300mでアクアエサポーネのフレッド・ロドリゲスが早めのスパート。ペタッキも懸命に捲るが追いつけず。わずかな差でフレッド・ロドリゲスがグランツール初勝利を飾った。
フレッド・ロドリゲスというと、個人的には去年のブエルタの平坦ステージで、ステージ優勝こそしなかったが、いつでも上位に絡む結果を残していたのが印象に残っている。そーかー。グランツール初勝利だったのか。ゴール後に見せたメチャメチャ嬉しそうなガッツポーズ(写真でしか見てないけど)が印象的。
…はいいんだが、ラスト30kmほどの地点で大きな落車があった。集団の後ろの方での落車で、去年のジロで山岳賞リーダージャージを獲得した(あーんどツール・ド・ランカウイで総合優勝した)フレディ・ゴンザレス、インテルジロ賞暫定リーダーのストラッツェール、平坦ステージでいつも上位に食い込んでいるポラックらもこの落車に巻き込まれた。ストラッツェール、ポラックはレースに戻ったが、フレディ・ゴンザレスは意識はあったものの怪我がひどく、そのまま救急車で運ばれリタイヤとなった。大事に至らなければいいんだけれど…。そして、インテルジロ賞トップのストラッツェールも足から血を流しながらゴールし、インテルジロ賞表彰の際、表彰台に上ることができなかった。肩のあたりを押さえてる写真があったけど、鎖骨でも骨折したんだろうか? ちなみにストラッツェールは翌第10ステージに出走しなかった。落車でリタイヤっていうのはいつどんな選手でもとても残念です…。
各賞リーダージャージには変動なし。以下の通りの結果となっている。
●ステージ順位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●個人総合 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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