8th TOUR OF JAPAN 第4ステージレポート

会場入り

 いい加減疲れが溜まってきた。そんな中での朝4時過ぎ起きはキツい。幸い寝起きだけはいいので、目覚まし一発でさくっと起きたけど。バタバタと支度をしてコンビニで朝ご飯を買って出発。この日はお泊りすることになってたので、そんなこんなの用意もあって、しかも2人してPCを連れて行ったため、それぞれのバッグ(私リュック、旦那ランバーバッグ)、お泊まり用の着替えなどが入ったボストンバッグ、PCを入れたビジネス用ショルダーバッグ2つ、車の中で手元に置いておくCD、ガム、飴、ミントタブレット、サングラスなどが入ったトートバッグ。いつものことだが荷物が多い。合言葉は「どうせ車だし」。あーあ。

 この日は割合ご近所ということもあって、ミヤタスバル広報の絹代さんをピックアップして行くことになっていた。一応5時15分(12分50秒でしたっけ?(笑)>絹代さん)ぐらいに待ち合わせということになっていたんだけども、とりあえず「出ました」という連絡をしてみたら、二度寝をしてしまっていたようで、その電話で起きたそうだ(バラしてしまった(^^;)。大阪、奈良、修善寺と来て、おまけに監督が鎖骨骨折と来たもんだ。いろいろの疲れが溜まってたんだよね。お疲れ様です。ともあれ、予定よりちょい遅れで絹代さんとフラットハンドルのロード(koga-miyataのSports Lady)を乗せて出発した。ちなみにロードを乗せるのに使ったサイクルキャリアは、今後のことも考えて今回新調したもの。なかなかイイ感じです。

 取り立てて渋滞もなく、スムーズに走行。途中、常磐自動車道を走っている時に、自転車を積んだ車がいるなぁと思ったら、ブリヂストンアンカーの車だった。運転してたのはコーチの藤野さん。ををー。これに着いて行けばたどり着けるよね、なんて話をしつつ、まぁずっと同じペースで走るわけにもいかず、前後しながら走ってた。で、水戸のインターで下りて、ネットで落としたアクセスマップ通りに右折したらば、ブリヂストンアンカーの車が直進するではないですか。当然相手は道を知ってるだろうと思ってるから、こっちは動揺。もしかして交差点名を間違えた!?とあたふたしたけれど、そのまま走らせていたらちゃんと次の目印が現れた。間違ってたわけじゃないのね。無事たどり着いてから、レース会場駐車場で会った藤野さんに話を聞いたら、ナビのデータが古かったようで、画面を見ると道がないところを走っていたりしたんだそうだ(笑)。なんだ、そうだったのか(笑)。

 ともあれ。テレビでは見たことがあるけれど、初めて来たツインリンクもてぎ。結構広いのね。中入って「どこに駐めたらいいんだーっ」とうろうろ。最終的にたどり着いたのはオーバル中央、チームピットのすぐ後ろの駐車場。見渡すと、チームのサポートカー、大会関係者、マスコミ関係者の車しか駐まっていない。一般の観客らしいのはうちだけ。でもまぁ案内もなかったし、係員に止められたりもしなかったし、チーム関係者乗せてるしってことで端っこの方にちまっと駐めた。結果から言っちゃうと、この後続々車がやってきて、一般の人も駐めてたので、別にかまわなかったみたい。

 駐車場で絹代さんのSports Ladyに乗らせてもらった。私のクロスバイクも初めて持った時は軽いなぁって思ったけど、それが重たく感じちゃうほど軽い。踏み出しもとても軽くて、快適だった。やっぱロードいいにゃ〜。
 加えていいな〜と思ったのがサイクルコンピュータ。なかなか楽しい。狙ってたシグマスポーツのサイクルコンピュータ、たいした金額じゃないし、帰ったら買おうと思った私でした。結局6月5日に購入。行きつけのショップで配線までやってもらって工賃含め5250円。いいお買い物でした。…って関係ない話ですね(^^;。

 下はスバルつながりの写真2枚。
 左は遅れた選手の背後に忍び寄る最後尾レガシー。遅れてた選手を「そーいや来ないなぁ」なんか思ってて、この車が走り去るのを見るとつらーい気持ちになる。
 右は今中さんが乗ってらしたご存知インターマックスインプレッサ。いかにも走りそうっすねー。
 それにしても、サポートカーなり審判車なり、コースを失踪する、もとい、疾走するレガシーを見ると、足回りがいいんだなぁと感心してしまう。

最後尾レガシー インターマックスインプレッサ
最後尾レガシー インターマックスインプレッサ

レース

 と、レースのことを書く前にずんずん長くなってしまいそうなので、いい加減切り上げてレースのことを書きましょう。
 なにが大変って、この日のコースについて説明するのが一番大変。8th TOUR OF JAPAN OFFICIAL WEB SITEの「STAGE」→「2004.5.28 9:30 4th stage MOTEGI」でコースマップを見てもらうのが一番いいかと思うんだけど、ツインリンクもてぎの国際ロードコースとオーバルコース、それから外周コースとを複雑怪奇に組み合わせた12.38kmのコースとなっている。を右スタートし、説明しようとあれこれ言葉をひねったけど、ダメだ。どうしても説明できない。とにかく、場所によっては、1つの場所から1周のうちに3回や4回は集団が走行するのを見ることができるぐらい入り組んだコースだ。そんなこんなの12.38km×12周の148.56kmで争われる。残り9、6、3周回にスプリントポイントが設定されている。

 この日の天候は曇り。気温は公式サイトによるならば23.6度。茂木までの道のりでは取り立てて思わなかったけど、現地にたどり着いてみたらちょっと風があるなぁという感じだった。黙って座ってれば涼しかったのかもしれないけど、アスファルトからの照り返しもあって、歩き回ると汗をかくほどの陽気だった。

 まずはスタート地点で集団を見送る。左下の写真はスタート前の様子。個人総合リーダーのグリーンジャージを着た愛三工業別府選手、真っ赤な山岳賞ジャージを着た鈴木真理選手の姿が見える。愛三、ブリヂストンアンカー、シマノあたりが前目に位置取っている他、別府選手と鈴木真理選手の間にジェットフエルの選手が2名、虎視眈々と狙っている。
 …かと思ったら、右のスタート直後の写真では、2人ともにこやかな表情で踏み出してますな(^^;。先頭にミヤタスバルの中川選手の姿が見える。ミヤタスバルのサイトのご本人のレースレポートに「最初にアタックし、逃げにのることに目標をおく」とあったが、その瞬間をとらえてしまった。この後、中川選手は2周目に入る前にアタックし、抜け出しを図るが、上りで吸収、集団から遅れてしまった。ラバネロの深尾選手と2人でグルペットになっていた時のことを自ら「はずかしめの刑」と表現していたが、ひたすら大声で応援し続けた私達はソレに加担してたってことか(^^;。

スタート前の集団の様子 スタート直後の様子
スタート前の集団の様子。中央に山岳賞ジャージの鈴木真理選手、5〜6人置いて左にリーダージャージの別府選手の姿が見える。 スタート直後の集団。先頭にミヤタスバル中川選手、ラバネロ深尾選手の姿が。

1周目の終盤に単独でアタックしたホランド
 ともあれ、集団はスタート。1周目の終盤、ジャイアントのエドムンズジョン・ホランドがアタック(右写真)。その背後はというと、ミヤタスバル中川ら3人がいて、ブリヂストンアンカー福島康司ら4人、そしてその後ろに大集団という状況だった。
 その後我々は場所を移動して、進行方向…ったって、スタート/フィニッシュ地点には両方向から入ってくるしな。とにかくスタート時に集団が走行したのと同じ方向(上記公式サイトのコースマップでいうなら右方向)に歩き始めた。とりあえずオーバル沿いに歩いてロードコースの第5コーナーの近くにある観客席付近に落ち着いた。ここからは、第4コーナーから第5コーナーまでのストレート、鋭角にカーブしてブリッジの下をくぐるところ、それからロードコースを1周して一度スタート/フィニッシュ地点付近に戻り、ロードコースより1本内側の道(ピットロードだよね)を通ってオーバルを突っ切って外周コースに入るところ、さらに周回の終盤にオーバルを走るところなどが間近に見られるほか、これ以外の場所も遠目に見渡せてなかなか面白い。…って、書いてる本人も「なんのこっちゃ」という感じだが(^^;。観客席にはスピーカーが設置されていて、場内での実況放送が聞こえるのがまたありがたい。ここはお薦めの観戦ポイント。

 我々がてくてく歩いてる間に、逃げていた数人が集団に吸収された。一度ひとつの集団に戻ったが、速度が上がって集団は長く伸び始めていた。そして3周目に入る頃に5人の逃げが決まった。ここにいたのがアンドリュー・ランデル(ジェットフエル)、グレンアラン・チャドウィック(ジャイアント)、アーロン・ケンプス(オーストラリア)、水谷壮宏(ブリヂストンアンカー)、ルイスペーニャ(エチェオンド)。5人は順調にリードを伸ばし、最初のスプリントポイントはケンプス、チャドウィック、水谷の順で通過した。
 その後(4周目ぐらいか)、後続の集団からエドムンズジョン・ホランズ(ジャイアント さっき単独で逃げてた人だよね)、ブルーノ・ビュエティガー(マカンディナ)、ステファノ・グエリーニ(NIPPO)の3人が逃げを決めた。この日も一応メモを取りながら見ていたんだけども、一ヶ所に腰を据えてではなく、歩き回りもしたし、1つの場所から何ヶ所も見えたりしたから我ながらさっぱりわからん。「マカンディナの誰か なんとかガー」とか書いてある。「なんとかガー」って(笑)。
 大集団の先頭は、リーダージャージを着た別府を要する愛三工業と、区間賞を狙うミヤタスバルが協力して引いている状態。
 逃げている選手の中で個人総合成績が一番いいのがジャイアントのチャドウィックだが、そのチャドウィックでもトップから8分程度も離れており、泳がせておいてもいいという判断か、徐々にタイム差は開いていった。

NIPPO広告とNIPPOの選手 第5コーナーを走行する集団
これは逃げを図ったグエリーニか。
NIPPOの広告にNIPPOの選手。Webサイトにでもいかがでしょう?(笑)>NIPPO関係者様
第5コーナーを走行する大集団。
集団の先頭は愛三とミヤタスバル 第1アンダーブリッジを抜けたあたりを走る集団
大集団の先頭は愛三、ミヤタスバルがコントロール。左はオーバル、右は第1アンダーブリッジをくぐったあたりを走行する集団。

 2つ目のスプリントポイント(6周回目)はケンプス、水谷、チャドウィックの順で通過。ケンプスが積極的に狙いに行っている。
 我々はというと、第5コーナーの観客席を後にし、ロードコース沿いに第1アンダーブリッジをくぐって歩いて行った。丘の上に出られるのかと思って行ってみたら、金網が張り巡らされていて上れなかったので、いったん戻り、今度はオーバル沿いに歩いていった。途中、レンズのキャップをなくして困ってる絹代さん発見。あれれー ないねーなんか言って探してたら旦那が発見。とりあえず見つかってよかった。レンズに傷がついちゃったら大変だもんねぇ。そんなこんなもしつつ、オーバルのカーブが終わったあたりから外に出て、高台にある展望台のようなところから外周コースを回る集団を眺めたりした。とはいえ外周コースを歩いていたらとっても時間がかかりそう。もう一度オーバルに戻って先に進むことにした。

先頭グループ 大集団
先頭グループは5人(4人しかいないが)。
前からランデル、水谷、ケンプス、ルイスペーニャ。
大集団の先頭。リーダージャージの別府の姿も見える。

 バックストレートをてくてく歩きつつ、こんなとこ歩けるなんてと感無量。つい調子に乗ってレースとは無関係の写真を撮ってみたりもした(最下部の「おまけの写真館」参照のこと)。
 逃げの5人は順調にリードを伸ばした。7〜8周回目だろうか。先頭の5人の後ろにいた3人の逃げのグループからNIPPOのグエリーニが脱落。足が吊ったのか、集団に吸収されるまでの間、さかんにストレッチをする姿が見受けられた。残りの2人もまもなく吸収。逃げの5人と、NIPPO、ミヤタスバル、シマノらが先頭を引く集団、という様相となった。
怪しげな空模様に
 左はホンダ好きの旦那に乞われて撮った写真(オーバルのバックストレート)。旗を見てもわかるように風が強い。スタート時には薄日が差していたのに、なーんか怪しげな空模様。一雨来たりしなきゃいいのに…と思っていたら、この写真を撮った直後、突如大粒の雨が降り始めた。慌ててデジカメと携帯をリュックの中にしまい込む。このまま本降りになったらどうしようかと思ったんだけども、すぐに上がってくれたから助かった。自分が濡れることもさることながら、これからレースが終盤に差し掛かり、展開が激しくなった時に、路面がスリッピーだとイヤだなぁというのがあって。路面も濡れないうちに上がってラッキーでした。

 9周回目のスプリントポイントはこれまたケンプスが先頭通過、スプリント賞ジャージを確実なものにした。2位チャドウィック、3位水谷の順で通過。このあたりから先頭の5人と後続集団のタイム差が縮まり始めた。そして残り20kmほどの地点で、逃げのグループの中からジェットフエルコーヒーのアンドリュー・ランデルがアタックした。このアンドリュー・ランデル、どうも元カナダチャンピオンらしい。残りの4人はお見合い。協力して追うというより、互いに牽制してしまっている。大集団のペースが上がり、ファイナルラップでランデル以外の4人を吸収。ランデル対大集団という状況になった。

大集団中ほど 単独で逃げたランデル
ビクトリーコーナーあたりの大集団。徐々にペースが上がってきた。 逃げの5人から単独アタックを図ったアンドリュー・ランデル。

 タイム差は徐々につまり、残り4kmほどの地点でランデルは大集団に吸収された。リーダージャージを狙う福島晋一を擁するブリヂストンアンカーの選手2人+シマノの山本あたりがアタックするも、逃げ切れず。そしてそのままの状態でラストのスプリント勝負に。
 このコースの厄介なところは、ラスト、オーバルのメインストレートを走って一度フィニッシュラインあたりを通過し、Uターンする形でゴールするところ。Uターンしてからは距離があまりないため、この手前でいい位置につけていないとゴール勝負に絡むことができない。
 ラストはVCフランクフルトブリューゲルマンのアンドレ・シュルツと大阪ステージの覇者、NIPPOのマリウス・ヴィズィアックの2人での僅差の争いとなった。写真判定の結果、アンドレ・シュルツが茂木ステージの勝者となった。3位はジャイアントのエドムンズジョン・ホランズ。この日最初のアタックを決めた上で、2番手集団で逃げていた選手。さんざん足を使ったんだろうに、たいしたもんだ。
 日本人最高位はミヤタスバルの三船雅彦選手の8位。

ゴールスプリント グリーンジャージは集団ゴール
ラストは集団によるスプリント勝負。オーストラリアが先行しているが4番手のシュルツと5番手のヴィズィアックがここから伸びた。
写真をクリックすると大きな写真が見られます。
リーダージャージを着た愛三別府はトップと同タイムの21位でフィニッシュ。無事リーダージャージを守りきった。

 集団は同タイムでゴールしたため、個人総合トップは愛三の別府で変わらず。2位福島晋一(BS 2秒遅れ)、3位ロザーノ(エチェオンド 16秒遅れ)も変わらなかった。
 スプリント賞は今日積極的にポイントを取りに行ったアーロン・ケンプス(オーストラリア)、ポイント賞はこの日2位でゴールしたマリウス・ヴィズィアック(NIPPO)、そして山岳賞は鈴木真理(シマノ)で変わらずという結果となった。
 詳細なリザルトは以下の通り。

★ ステージ優勝
アンドレ・シュルツ(VCフランクフルト)
★ 個人総合
別府匠(愛三工業)
★ ポイント賞
マリウス・ヴィズィアック(NIPPO)
★ 山岳賞
鈴木真理(シマノレーシング)
★ スプリント賞
アーロン・ケンプス(オーストラリア)
●ステージ順位
順位名前チームタイム
1アンドレ・シュルツVCフランクフルト3.35.36
2マリウス・ヴィズィアックNIPPO
3エドムンズジョン・ホランズジャイアント
4ディビッド・ベッツオーストラリア
5ニコラス・サンダーソンオーストラリア
6クリスティアン・ホイレマカンディナ
7アロンソ・アイトールガルドスNIPPO
8三船雅彦ミヤタスバル
9渋谷淳一ブリヂストンアンカー
10ロバート・ロザノエチェオンド

撤収あーんどお泊り

NIPPOカーに積まれたSports Ladyと記念撮影
 レース終了後、各チームのピットあたりをうろうろ。レースが終わると選手が乗った自転車をすぐに洗車するのね。普段見慣れない光景に興味津々(笑)。
 NIPPOのチームピットの前で絹代さんと遭遇。NIPPOのサポートカーに乗ったSports Ladyと一緒に記念撮影。一緒に写真に納まっているミヤタスバルのスタッフの方、今回何度かお話をさせていただいたんだけども、お名前を伺いそびれてしまった。目線が左なのは、私の左側で旦那が絹代さんのカメラ(おニューのカメラだ)で撮影しているから。背後に鈴木真理選手の姿が見えるよね。
 その後、駐車場で撤収準備をしたり、キナンのバスに乗った恭資さん(は「乗った」というより「運転してた」だな)、住田さんあたりに声をかけたりなんだりしてたら、表彰式を見逃してしまった。ま、いっか。
 そーいや思い出した。駐車場から何気なくチームのピット(VCフランクフルトあたりのピットだったろうか)に目をやったら、選手が生尻丸出しで着替えてる後姿を目撃してしまった(^^;。人の目は気にならないのか? っていうか、前から見たらどんなことになってたんだ?(^^;(注釈:チームのピットって駐車場側とコース側とが素通しになってるので、コース側から見たら…)
 徐々に人も少なくなってきたことだし、イイミワさん、今中さんあたりとお話させてもらってからツインリンクもてぎを後にした。

 この日の宿は、翌日のレース会場となる宇都宮市森林公園に程近い厚生年金福祉施設「ウェルサンピア栃木」。コンビニに寄るでも食事をするでもなく宇都宮方面に向かった。 真岡鉄道の蒸気機関車
 左は宇都宮に向かう途中で出会った真岡鉄道の蒸気機関車。一度車から降りて眺めたんだけども、もう発車するとこで、後ろの席に置いてあったリュックからデジカメを取り出す余裕がなかった。とりあえず車掌さんに手を振って(満面の笑みで手を振り返してくれた)見送り、線路沿いにしばらく走るので、機会があったら写真を撮ろうと思ってた。結局撮れたのは墓地越しのこんな写真。なんだかわかんないよね(^^;。
 宇都宮市街で軽く昼食だかおやつだか不明なものを食べ、宿の方面へ。でもそのまま宿には向かわず、とりあえず明日の会場の宇都宮市森林公園を下見してみることにした。田野町の交差点を右折し、坂を上っていたら、上から見たことある人達がちらほらと。ジェットフエル(確か)の選手だった。多分どこのチームもお泊りは茂木だったんだろうから、きっとわざわざ試走のために来たんだね。
 スタート/フィニッシュラインまで来たら、すでに会場の設営が進められていて、「START/FINISH」の弾幕が張られ、それぞれのテントにチーム名が書かれた緑色のプレートが設置されているところだった。そんなこんなを横目に見ながら、赤川ダムの橋を渡ったところにある事務所まで行ってみた。旦那が事務所に足を運んで尋ねてみたら、ロードとMTBの貸し出しをしているとのこと。借りるか借りないかは別として、とりあえずあるってことだけ確認できたのでよしとしよう。
 その後いったん森林公園を後にして、車でコースを逆にたどってみた。さっき上ってきた坂を下り、田野町の交差点を右折し、県道を走ってまた右折、いかにも牧場、な匂いのする、コースマップ上ではその名も「牧場」と表記される箇所を通過し、レイクランド(ゴルフ場)の脇を過ぎて、車が行かれるところまで行ってみた。去年のジャパンカップの時も、牧場、ゴルフ場あたりまでは行ってみたんだけども、もうちょっと先まで行かれて、おおむね雰囲気がつかめた。一度牧場あたりで坂を下ってくる集団を見てみたいなぁ。
 ともあれ、夕方宿に到着。この日は気温もそれなりにあって歩き回ると暑いぐらいだったんだけど、宿に着いたらなぜか鼻垂れ小僧になっていた。宿のフロントでくしゃみ10連発ぐらいして、鼻水垂らしながら部屋に入った。この後まだ宇都宮、東京、その晩にはミヤタスバルのサンクスギャザリング、そしてその翌日まで仕事があって、しかもその晩ドイツ語のレッスンと来たもんだ。とりあえずそこまでもってくれればということで、コンビニで売ってるものの中ではお高めのドリンク剤を買い込んで、ついでにフロントで風邪薬をもらって飲んで寝た。そのおかげかどうかはわからないけど、その後も寝込むことなくなんとかこなせた。よかったよかった。
 ホテルには日帰りでも楽しめる温泉施設があって、宿泊客は当然無料で利用できる。ハーブバス、源泉の湯をそのまま満たしたぬるめの湯船、マッサージバス、熱めの湯船に加え、露天風呂もある。洗い場も広くてなかなか満足。足腰マッサージしながらゆっくり浸かってちょっと疲れが取れた気がした。
 お風呂に入ったら、ホテルのレストランで晩ご飯。洋食と和食があって、私は煮込みハンバーグセット、旦那ヒレかつセットだったかな。どこでも食べられるようなものを食べてしまった(^^;。でもまぁコンビニのおにぎり続きだったので、それと比べれば幾分マシだった。
 部屋に戻り、その日のステージの速報を打ち打ち。メモも取ってはあったけど、一応確認しながら書きたかったので、ネットにつないで公式サイトを見ようと思い、部屋の電話のコードを引っこ抜いてつなごうと思ったら、なかなかうまくつながらなかった。あれこれオプションをいじってみたり、通信速度を落としてみたりすると、つながったり、でもまた同じ状態でつなごうと思ってもつながらなかったりなんかして、業を煮やしてつなぎっぱなしで打ち打ちしてた。そしたら翌日結構いいお値段請求されてしまった。なんであんなに高かったんだろ? 旦那もPCを持っていってて、Air H"でつなごうと思ったら…Air H"は圏外。こゆとこPHSは弱いよなー。都心でなら不自由はしないけど、ちょっと郊外に出かけてしまうと圏外の嵐になってしまう。もうちょっとなんとかならないかなぁ。
 11時過ぎには片付けて、布団に入って就寝。久しぶりに早く寝た。…のはいいが、1時間ぐらい寝たとこで、携帯ラジオがピーピー言ってる音で起こされた。アラームがかかってたらしい。眠いっちゅーの。ムカムカしながら布団から這い出てアラームを止めて即効寝ました。

おまけの写真館

ウ○チ君じゃないよ(笑) NIPPO広告下で記念撮影
ウ○チ君じゃないよ(笑)。路肩に落ちていたタイヤかす(もちろんレーシングカーのです)。触るとネットリ感がある。こうしてグリップが出てくるのね。 NIPPO広告下で記念撮影。タンクトップ姿で写ってるのは旦那。曇りだからと油断したら首、肩あたりがひどい日焼けに。
巻貝じゃないよ(笑)
巻貝じゃないよ(笑)。オーバル側面にあったタイヤがヒットした跡。こういうのがたくさん残ってる。

追記

 ツインリンクもてぎ公式サイトはとても出来のいいサイトです。交通アクセスも細かく親切だし、コースガイドもわかりやすい。特にロードコース観戦ポイントビューは、外周コースまではカバーしてないものの(イレギュラーなコース設定だからしょうがない)観戦ポイント、行動パターンを決定するににとても役に立ちそう。また、ツアー・オブ・ジャパンレポートなんか、そんじょそこらの自転車系サイトより詳細でわかりやすい素晴らしいレポートです。必読。

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