コースプロフィール:
第5ステージは、サラゴサ〜モレリャの186.5km。中盤過ぎまではおおむね平坦。100km地点手前あたりから上り始め、山岳ポイントのついていないぽこぽこした上りと2級の上りを経て、いったん下ってから3級ゴール。本格的な山岳ステージではないが、これまでのスプリンター向けステージとは趣を異にする。スプリンターに代わって山岳スペシャリスト、総合優勝を視野に入れた選手達の活躍の場となるだろう。
スプリントポイントは上りの手前の98km地点、112.5km地点、135km地点の3ヶ所だ。
現地の天候:
coming soon...
レースの展開:
簡単にレースの経緯だけ。
この日の大きなニュースは、T-Mobileの選手の相次ぐリタイヤだ。ヴェゼマン、ボテーロ、ヒークマンがリタイヤ。そしてヴィノクロフも集団の後方で苦しんでいる。どうもホテルで食べた、魚の入ったサラダが原因の食中毒らしい。結局ヴィノクロフは17分6秒遅れでゴール。一気に総合争いからは脱落してしまった。
この日は17人の逃げが決まり、集団との間に3分20秒の差が開いていた。集団にいたのはオグレディ(コフィディス)、アスタルロア(ランプレ)、オサ(イリェスバレアレス)、ジャラベール(フォナック)らなかなかのメンバー。
先頭集団の中からオグレディがアタック。オサ、ジャラベール、タンキンク(クイックステップ)、フェネベルク(ラボバンク)が反応し、2番手集団との間に1分ほどの差をつけた。オグレディはスプリントポイントを3つともトップ通過。ポイントを荒稼ぎし、ポイント賞ジャージ争いでトップに躍り出た。
残り20km地点で先頭の5人がバラけた。先頭はジャラベールとオサ。が、結局この2人も含め、逃げのグループ全員が集団に吸収された。
先頭集団は50人ほど。ランディス、ベルトラン(以上2名USポスタル)、エラス(リバティセグロス)、ベローキ(サニエルデュバル)、バルベルデ(ケルメ)、ハミルトン(フォナック)、クネゴ(サエコ)、マンセボ(イリェスバレアレス)、アイトール・ゴンザレス(ファッサ)らは前の集団にいるが、リーダージャージのヨアキム(USポスタル)は20秒ほど離れた後続集団に取り残されている。
残り1.5kmといったあたりでロドリゲス(サニエルデュバル)がアタック。アイトール・ゴンザレスが後に続いた。このまま逃げ切りかと思ったら、メンショフ(イリェスバレアレス)、サストレ(CSC)、バルベルデが背後から追いついた。そして残り500mでメンショフがアタック。そのまま逃げ切ってステージ優勝を飾った。2位に入ったアイトールとの差は3秒。この展開だとバルベルデかアイトールあたりが強いかもと思ったんだけどな。
そんなこんなでヨアキムはトップから56秒遅れでゴールした。総合上位を占めるUSポスタル勢ではベルトランとランディスが9秒遅れで入っている。ゴール順位の関係でベルトランが個人総合トップに立った。
ポイント賞はオグレディ。オグレディは途中逃げていたこともあって、トップから16分50秒遅れでゴール。ペタッキも同じ集団だったが、ツァベルはトップから56秒遅れの集団でゴールしている。周りにいるの、スプリンターじゃないよ。たいしたもんだ。
●ステージ順位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●個人総合 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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