ツール・ド・ランカウイ 第1ステージ

 さて、10日間をかけてマレーシアを一周するツール・ド・ランカウイが本日開幕。J SPORTSで生中継もすることだし(フルタイムで働いてるから生で見られないんだけど)、毎日チェックしてさくっとレポートなどしたいと思います。

 スターティングリストやコース図などはオフィシャルサイトのTelekom Malaysia Le Tour de Langkawi 2004(英語)をご覧になっていただくとして、注目どころをさくっと紹介。ランプレ、セッレイタリア、デナルディ、リラックスといったトレードチームに加え、日本、カナダ、イラン、中国、マレーシア、南アフリカ、アイルランドのナショナルチームが出場。浅田顕監督率いる日本ナショナルチームは阿部良之(シマノレーシング)、真鍋和幸(ミヤタスバルレーシングチーム)、福島晋一(ブリヂストン・アンカー)、岡崎和也(Team Nippo)、飯島誠(スミタ・ラバネロ・パールイズミ)、狩野智也(シマノ)、田代恭崇(ブリヂストン・アンカー)の7選手がエントリーしている。放送中では注目選手としてセッレイタリアのフレディ・ゴンザレス、ランプレのウラジミール・ベッリ、カナダナショナルチームのローランド・グリーン(元MTBの選手)なんてな選手の名前が挙がってた。加えてランプレのパグリアリーニ(去年第2、第3、第4ステージでステージ優勝)も注目株か。

 第1ステージはペナン島からタイピンまでの112km。天気は上々、気温は33度とちょっと暑そう。序盤から中国のYongbiao Zhu(なんて読むんだ?)が逃げを決める。なんと言うか、とても前乗りで、身体が起きていて、踏み込む力が足に伝わっていない感じ。なんだか素人さんっぽいフォームで微笑ましい。その後、時間を置かずにフィリピンはパグコルカジノのメルキュリオが追いつき、スプリントポイント争いなども繰り広げつつ、2人で集団との差を広げていく。一時は5分以上に広がった差も、ランプレ、フォルマッジ(クワランタに勝たせたいらしい)、チェラミケあたりが集団を引き、徐々に詰まってくる。
 ラストは周回路で、一度ゴール地点を通り過ぎてから2周してゴールとなる。ラスト15kmぐらいの地点だろうか(勝手な想像(^^;)、逃げの2人が集団に吸収。集団は一列棒状になり、ラストはスプリント勝負になだれ込む…かと思いきや、なななんと、2度目にゴール地点を通過した後で、交通規制をしていた警察官がコースに一般車を入れてしまったそうな。対向車線を一般車が走ってる映像に思わず唖然。こりゃレースにならん、ということで、集団は横に広がってゆっくり走行、そのままゴールと相成った。なんぢゃそりゃ(^^;。

 というわけで、第1ステージは全員同着。途中のポイントにより、パグコルカジノのメルキュリオが黄色いリーダージャージ、同チームのLloyd Lucien Reynante(おそらくポイントで上回るYongbiao Zhuがスプリント賞のジャージを着るため、第1、第2スプリントポイントを3位で通過したLloyd Lucien Reynanteが着る措置となったものと思われる)が赤と青のベストアジアンリーダージャージ、中国のYongbiao Zhuが青いスプリント賞のジャージをゲットした。

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