ツール・ド・ランカウイ第6ステージは、Kuala Berang〜Cukaiの152km。スプリントポイントが3つ、その後に4級の山岳ポイントが1つある。とはいえ細かなアップダウンはあるが、遠目に見たらまぁおおむね平坦って感じだ。
今日も今日とてスタート前の映像から。福島晋一選手がアジアプロツアーのチャンピオンジャージを着てるところが写った。支給されたものを着てレース会場に現われるんじゃなくて、その場でレース運営側から渡されるものなのか?
福島康司選手はハーモニカを吹いている。なんとなく「ツール・ド・ランカウイではお馴染みの光景」と思ってしまうが、去年出てないしなぁ(^^;。
レースの映像に切り替わってみると、ブリヂストン・アンカーが集団をコントロールしている映像だった。昨日の落車の影響が心配された鈴木真理選手の姿も見えて一安心。ただし、左腕と右ひざの包帯やらネットやらが痛々しい。顎にも絆創膏を貼っているように見えた。かなりひどい落車だったんだなぁというのが伝わってくる。
最初のスプリントポイント(37.4km地点)ではまだ集団は1つのままだった。ポイント賞2位のファンダイク(ミスターブックメーカー)がトップ通過。グレーム・ブラウン(チェラミケパナリア)も2位に入っている。
このあたりで突然現地からの映像が途切れた。上空からの映像が流れてたかと思ったら、去年のランカウイを振り返りはじめちゃったよ(^^;。どうなることかと思ったけど、数分で復帰。
と思ったら、逃げが決まっていた。まず逃げたのはアクションのデニス・クラフト。これにランドバウクレジットのグレゴリー・ハボー、イギリスナショナルチームのトーマス・ホワイトが追いついて、3人での逃げとなった。デジャヴかしらと思ってしまうぐらい昨日と展開が似ている。
ブリヂストン・アンカーはこの逃げを容認。と思ったら、チェラミケの選手が一人上がってきて、宮澤選手になんか告げてから下がってった。どうも「タイム差を3分以内に抑えろ」と言いにきたらしい。康司のリーダージャージを守りたいブリヂストン・アンカーと平坦ステージを取りたいチェラミケパナリアとの間に、いい感じの協調関係が築けているらしい。
2つ目のスプリントポイント(71.6km地点)は先頭3人がポイントを取り、1分50秒差で3人を追う集団ではミスターブックメーカーとチェラミケパナリアの間で4位争いが。ファンダイクはアシストを引き連れて自ら行ったが、ブラウンはアシストに行かせてた。ファンダイクが4位で通過して1ポイントゲット。
集団の先頭交代にチェラミケが加わるようになってきた。それに呼応してタイム差も徐々に詰まってくる。先頭では、ハボー、ホワイトのペースが上がらないのに焦れたクラフトがアタック。残りの2人は反応せず。単独で逃げる形となった。
このデニス・クラフト、23歳のドイツ人。なかなか可愛い顔をしている、ように見えた(笑)。表情はキツそうだけど、カメラに向かって手を振って見せたりして。余裕なんだかそうでないんだか。
でも集団はもうすぐ背後に。そしてクラフトは残り25kmのマーカーを過ぎたあたりで集団に吸収された。
そして集団は山岳ポイントに差し掛かった。山岳賞2位に付けているクリスチャン・ハウス(イギリスナショナルチーム)を擁するイギリスナショナルチームがペースを上げる。山岳ポイント争いに康司くんがいたら面白いのにね、とか思ってたら、しっかり加わってるじゃないですか。さ、さすが康司くん。結局ハウス、ワデツキ(アクション)、ウィン(イギリス)がポイントを取り、ハウスが4ポイントゲットで山岳賞トップに立った。
ゴールまでの距離が短くなるにつれて集団先頭での位置取りが激しくなっていく。
残り3kmほどの地点で集団左からヴィーゼンホフのコップがアタック。左カーブ手前で一気に加速し、カーブを利用してリードを伸ばした。背後から2名(アックアエサポーネ、ドミナヴァカンツェあたりか)が追うも、なかなか追いつけない。
残り1km。背後から2名が追いついたけど、集団も追いついた。
最後のカーブを曲がり、チェラミケのランカスターを先頭にゴール前の直線に入ってくる。チェラミケ盤石か? ランカスターが下がり、グレーム・ブラウンが加速。ボンジョルノも背後に控えている。今日はどっちだ? 先行のままブラウンか? これを交わして両手を挙げてゴールしたのはボンジョルノだった。今日はボンジョルノの日だったのか…。日替わりステージ優勝な感じのチェラミケパナリアなのであった。
で、集団ゴールなのかと思ったら、リザルトを見てみたら12位と13位の間に3秒差がついていた。とはいえ12位より上位だったのはスプリンターとアシストという面々。個人総合上位の選手は全員トップから3秒遅れの同集団でゴールしたため、個人総合には変動がなかった。
途中さんざん足を使ったブリヂストン・アンカーの選手たちは、康司選手、晋一選手、水谷選手以外は集団最後尾でゴールしている。
各賞リーダーでは、山岳賞がクリスチャン・ハウス(イギリス)に移ったのみ。それ以外は変動がなかった。
●ステージ順位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●個人総合 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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